「いまだ100年近く前の標本箱と棚に収納」驚きの実態明かす 九大博物館が3000万円を目標に寄付呼びかけ

「近年は資材の高騰でますます難しくなっているのが実情」

   丸山氏は、九州大学の総合研究博物館について「まず、科博に比べて圧倒的にまだ基礎的な整備が必要で、棚がないとか箱が古いとか、根本的な問題が山積しております」とした。

   「多くの方の協力を得つつ長年にわたって整備を進めてきましたが、なにしろ量が多い(+貴重な標本の引き取りも行わなければいけない)。そして近年は資材の高騰でますます難しくなっているのが実情です」という。

   紙製の箱に収められた昆虫標本や、魚の液浸標本が入ったガラス瓶などを写した写真を添え、「たとえばこちらは農学部から来た昆虫のコレクションと魚類のコレクションで、絶滅種(個体群)を含む貴重なものですが、いまだ100年近く前の標本箱と棚に収納されています」と説明。

   「これらの什器も貴重であり、捨てるわけではありませんが、保存や整理に適したものではありません。展示にも使いにくい。こういうものを新しい箱なり棚にまずは移したいというのが、この寄付金事業の最初の動機です」としている。

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