金品の場所などを実行役らに提供する「案件屋」を警視庁が初めて逮捕したことを2026年7月7日放送の「旬感LIVE とれたてっ!」(フジテレビ系)が取り上げ、その実態を紹介した。
家の間取り・現金の保管場所などを送る
番組は、石倉颯杜容疑者(25)が2025年12月に東京都立川市で実行役らとアパートに侵入し現金約930万円などを盗んだ疑いで今月3日に警視庁に逮捕されたことを報じる。石倉容疑者は犯行場所の家の間取り・現金の保管場所などを指示役に提供する「案件屋」と呼ばれる役割を担っていた。
共犯者に「ベッドの下に現金」、「棚の引き出し」などのメモを送信、盗んだ金の約4割を受け取っていたという。案件屋の逮捕は警視庁初で、案件屋の情報がトクリュウに流れていた仕組みなどを解明するという。
この案件屋、どうやって情報を収集するのか。MCの青木源太さんは「被害者の情報を指示役や実行役に渡すのが案件屋という理解でいいか」と犯罪ジャーナリストの多田文明さんに聞く。多田さんは「いわゆる指示役と言われる人間に、たとえば高齢者の家にこれだけの貯金があるとか、名簿をもとにした財産の情報とかを与えて、押し入らせるとか空き巣に入らせるとか」と説明した。
その場では盗まず、情報を犯罪グループへ流す
コメンテーターのブラックマヨネーズ吉田敬さんは「案件屋がベッドの下に現金とか棚の引き出しとか、そんなことまで何でわかるのか知りたい」と素朴な疑問を投げかける。
多田さんは「いろいろな方法がある。たとえば以前空き巣に入られた家は、(金目のものが)あることがわかる。また、リフォーム業者を装った悪質業者が家に入ると全部見ることができる。その場で盗ってしまうとばれるので、その情報を犯罪グループ(案件屋)に流す」と話した。
リフォーム、引っ越し、水道工事、エアコンの取り付け...。真っ当な業者が、家の中に入りにくい時代になった。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)