ジュエリー授賞式は出てもNATO会議は欠席の高市首相 週末は「終日、公邸」でも中傷動画の答弁準備できない

   7月4日の土曜日、東京ビッグサイトで開かれた「日本ジュエリーベストドレッサー賞」の表彰式に高市早苗首相の姿があった。特別賞を受賞した高市首相は終始笑顔だった。

   ところが、その3日後の7月7日、トルコ・アンカラで開幕したNATO(北大西洋条約機構)首脳会議に、高市首相の姿はなかった。

   日本の首相はインド太平洋のパートナー国「IP4」の一員として2022年から首脳会議に招待されてきたが、高市首相は「国会の日程を含む諸般の事情」を理由に出席を見送り、茂木敏充外相と小泉進次郎防衛相を代理派遣したのだ。日本の首相の欠席は、昨年の石破茂前首相に続いて2年連続となる。

   民間の表彰式には出席しながら、なぜ各国首脳が集う会議の場には出席できないのか。当然ながら疑問の声が上がっている。

  • 記者会見での高市早苗首相
    記者会見での高市早苗首相
  • 2025年 新語・流行語大賞 年間大賞に「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」(写真:アフロ)
    2025年 新語・流行語大賞 年間大賞に「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」(写真:アフロ)
  • 記者会見での高市早苗首相
  • 2025年 新語・流行語大賞 年間大賞に「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」(写真:アフロ)

秘書の陳述書を後日提出で「答弁に代えたい」

「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」

   ご存じのとおり、昨年の新語・流行語大賞で年間大賞に選ばれた高市首相の言葉である。

   だが、7月9日発売の『週刊文春』の報じたところによれば、首相動静をもとに独自算出した高市首相の「週末引きこもり率」は50%を超え、第2次政権時の安倍晋三元首相(4%台)の10倍以上にのぼるという。

   6月22日の衆院予算委員会では、首相陣営による中傷動画の作成・拡散疑惑や、暗号資産「サナエトークン」への関与疑惑について質問を受けた高市首相が、質問に直接答えず、秘書の陳述書を後日提出することをもって「答弁に代えたい」と述べる一幕があった。

   事前通告された質問に答えず、書面で済ませようとする異例の対応である。野党議員が繰り返し答弁を迫ると、「本当に、金曜日の夜から今朝までの間、ほとんど睡眠も取ってません」と返答したのだ。

   しかし、質問の通告は前週の金曜日。答弁の月曜までには、土日が丸々挟まっていた。そして首相動静が示すとおり、高市首相の週末はほぼ「終日、公邸」なのである。

   公邸にこもり、寝る間も惜しんで資料を読み込んでいたというのなら、なぜ答弁の準備が間に合わなかったのだろうか。

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