悪徳業者も横行...利用時の「防衛策」は
買取競争の過熱により、悪質業者の横行という弊害も出ている。その代表例が、不用品の買取を口実に自宅へ入り込み、貴金属などを強引に安く買い取る「押し買い」だ。
国民生活センターによると、2024年度は全国で7889件の相談があった。飛び込みの訪問購入は法律で規制されており、契約書面を受け取った日から8日以内なら原則としてクーリング・オフも可能だが、被害は絶えない。
街に買取店があふれる光景は、リユース文化の定着を示す一方、新品を気軽に買いにくくなり、身の回りの品を現金に換える需要が高まる「物価高時代」の縮図ともいえる。
利用する側としては、できるだけ高く買い取ってほしいのが本音だが、消費者庁の調査では、店頭買取の利用経験者の74.1%が複数店舗の査定額を比較していなかった。1店だけで即決せずに複数社に査定を依頼したり、金やブランド品のおおよその相場を先に調べたりといった「防衛策」により、急増する買取サービスを賢く使いたい。