映画「ブラック会社・・・」インタビュー3 
新田龍「黒井システムを『ブラック』とバカにするなかれ」

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   世間で「ブラック会社」と呼ばれる会社を渡り歩き、現在は人事コンサルタント、大学講師、そして「ブラック企業アナリスト」として活躍されている新田龍さんに、映画『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』の試写会後に感想を聞いた。(聞き手:野崎大輔)

「働くとはどういうことか」を考えさせられる映画だ

母校でキャリアコンサルティング講座の講師も務めている新田氏
母校でキャリアコンサルティング講座の講師も務めている新田氏

――普段、日本映画はご覧にならないそうですが

新田 20年ぶりくらいでしたが、とても面白かったです。メッセージが明確で「働くとはどういうことか」を考えさせられる、いい映画でした。私は大学卒業後、世間から「ブラック会社」と言われる会社で働いていたので、長時間労働や人間関係、納期へのプレッシャーなど、自分の記憶をたどって共感できたところも多かったです。
   登場人物も、怒鳴り散らすリーダーや、彼に抑圧されている「上原さん」(中村靖日)、強い者にぶら下がる腰巾着の井出(池田鉄洋)、救世主の藤田さんなど、必要最小限の要素でうまく構成していて、非常によく研究しているなあ(笑)と感心しました。

―― 一流大学を卒業して、なぜ進んで「ブラック会社」に入ったのですか

新田 学生時代に起業の経験もあって、いつか自分で本格的に起業したい、そのための経験を積みたいと考えて、一番いい環境を選んだつもりでした。そういう目的意識があったので、他人から「ブラック会社」と言われても気にならなかったし、仕事はとてもきつかったですが、乗り越えなければならないと考えていました。

――近著の『人生を無駄にしない会社の選び方』には、ブラック会社の見破り方のノウハウが満載ですが、その一方で、その会社が「ブラック」かどうかは働いている人の腹のくくり次第で変わるところもある、と書かれていますね

新田 そうですね。ひとことで「ブラック会社」と言っても、グレーな会社を含めて、いくつかの種類があると思います。零細企業だから、ベンチャーだから、ハードワークだから、安月給だからという理由で、会社や働くことをバカにしていても、自分も会社も成長できません。
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