2024年 4月 27日 (土)

「謝ればいいと思ってんだろ!」と言われたときの誠実な切り抜け方

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「具体的な言葉」+「謝罪」で相手に対する理解を示す

   ポカンとしている私に、M井さんはこんな説明をしてくれました。

「お客さまがこちらの態度に不満を持っていたらその気持ちに対して、商品の不具合を言ってきたらそのお手間に対して、お客さまが怒っている事を具体的に前につけてから、『申し訳ございません』と言うんです」

   M井さん式クレーム処理法は、このような感じになります。

「カードが店で使えなくて大変だったよ!」
「お店で恥ずかしい思いをさせてしまい、申し訳ございません!」
「さっきのオペレーターの態度が気に入らない! クビにしろ!」
「先ほど対応した者がお客さまに不快な思いをさせてしまい、申し訳ございません!」

   このように「具体的な言葉」+「謝罪」を繰り返すことで、「相手の気持ちを分かっている」と示すことができるというのです。

   「クレームを言って下さるお客さまは、謝ってほしいと思ってるだけじゃなくて、自分の気持ちを分かってほしいから電話をかけてくるんですよ」

   なるほど、そう言われると私の謝罪はうわべだけで謝っているように聞こえます。相手の気持ちを分かっていると示すこと、そのためにはただ謝るのではなく具体的に謝ることが必要。クレーム対応って奥が深いなぁ…と改めて感じさせられたできごとでした。(N本=えぬもと)

債権回収OL・N本(えぬもと)
某金融機関で債権回収部門に所属する20代OL。コールセンターで支払延滞顧客への督促を担当している。入社半年で3億円の回収を達成して頭角を現し、10万件の顧客を担当する精鋭チームに最年少で配属された実績を持つ。他人に強く言えない気弱な性格を逆手にとり、独自の「交渉メソッド」を開発。300人のオペレーターを指導しながら、年間2000億円の債権回収に奮闘している。好きなものは、ビールとスイカ。ブログ「督促(トクソク)OLの回収4コマブログ」。(本コラムは当事者のプライバシー保護のため、一部事実と変えている点があります。)
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