2019年 12月 15日 (日)

「メジャーリーグで野球してる感覚」 楽天「社内英語化」で起きつつある変化

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「欧米中心主義」「日本語放棄」は当たっていない?

   もちろん、楽しいと思えることだけでなく、面倒なこともある。さまざまな宗教の関係で禁忌となっている食物があるので「飲み会の場所やメニューを選ぶのが大変」だったり、意思の疎通が円滑にいかなかったりもする。管理部門の女性は、

「日本人同士だと、『あれさ』『だよね』『じゃよろしく!』というやり取りで済むことも、外国人相手だとそうはいかない。『あれなサムシングじゃ分からないぜ、ブラザー!』なんていう事態もしばしば起こります(笑)」

と明かす。一方で、相手の立場をよく見極めて、自分の意思表示を明確にすることを通じて、考え方の裾野が広がっていると感じることもある。

「日本人同士だとはっきり言わない『これをやってくれ』『あれはOK』『それはダメ』といったことを口に出して言う場面が増えました。とにかく、言わなきゃ分からないのは当たり前なんだから、遠慮は逆によくないことです」

   社外の批判には「欧米中心主義」「美しい日本語を捨てるな」という声もあったが、いずれも当たらないようだ。日本人スタッフは、インドや東南アジアを含む外国人との会話ツールとして英語を使うだけで、日本語を放棄したわけではないし、欧米中心の文化に侵略されたわけでもない。

   取材していると、むしろ日本の文化を維持しながら、日本企業にとって価値のある国際性や多様性を取り込む「いいとこ取り」の方法として、比較的手軽なやり方だったのではないか、という印象を持った。

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