2024年 4月 16日 (火)

凄いコトになっている就活用写真 「ガクチカ写真」狂想曲

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自信なし学生は、風景、証明写真

   自分に自信を持てない学生、特に男子学生で目立ったのが、添付しないか、添付しても風景写真でごまかすパターン。

「添付なしは論外。書式を守っていない、ということで本選考ではそのままゴミ箱行きです」(メーカーA社)
「本人が写っていなければダメ、とは指定していませんから、風景写真を論外とはしませんが・・・。どういう意図で写真添付をさせているのか、わかってほしいところです。風景写真の学生は会ってみると、コミュニケーションがうまくない学生が大半です」(商社B社)

   添付なし・風景写真は論外としても、多いのがリクルートスーツ姿の証明写真。これは男子学生だけでなく、女子学生にも出てくる傾向です。

「『あなたらしい写真』と指定していて、それでリクスーの証明写真。絶対ウソだろうと思います」(流通)
「証明写真を貼るところがあるのに、わざわざもう1枚なんで貼るのでしょうね?よっぽど、学生時代に自信がないとしか思えません」(飲食)

   証明写真よりも、ましなのが、目つぶり。これは評価が分かれました。

「オタク系男子学生だと、研究室で何か作業をしている1人の写真が多いです。で、大体は目をつぶっている。よっぽど、写真を撮られる機会がないのか、と疑ってしまいます」(流通)
「目つぶりの写真、確かに印象は良くないですが、話をしてみると、まじめなタイプが多いです。切って捨てる、ということはないですね」(商社)

   目つぶりと同様に評価が分かれたのが、識別不能写真。本人らしき学生は写っているのですが、それが本人かどうかは識別不能。

「幼児時代の写真を添付する学生がいます。指示していなくても、学生時代の写真を添付しろよ、とイライラします」(メーカー)
「後姿の写真を持ってくる学生が目立ちます。自信を持てないし、実際に大したことをしていない学生もいれば、その逆もいます。識別不能の写真を持ってくる学生はちょっと読めないです」(商社)
石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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