2024年 5月 2日 (木)

コレを理解しないと、「優秀」評価が一転大暴落も

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   ゴルフをしていると各コースやコンペに適応した「個別の」ローカルルールに遭遇することがあります。例えば、ティーショットやその他のショットでOBを出した時に「前進して4打目から打つ」とか、芝の芽が荒れているラフなところでは、ショットを易しくするためボールを「6インチ移動してよい」など。こうしたローカルルールを駆使していいスコアを出す人もいますし、使えこなせない人もいます。

   職場にも同じようにローカルルールが存在しています。みなさんは活用して社内で活躍している「優秀な社員」と呼ばれていますか?

会社、部署ごとに異なる「ローカルルール」

ところ変われば評価も変わる
ところ変われば評価も変わる

   例えば、会議中に、上司から「本件について(この場にいない)企画担当の●●君がどう思うか、聞いてみてよ」と言われたとしましょう。これに対し「確認して、あとで連絡します」と返答するのと、「今、電話して聞いてみます」と即対応するのでは、どちらが「優秀」といえるでしょうか?答えは「会社によって違う」です。前者を良しとする会社で、その場ですぐに担当者に電話をして「今ちょうど会議中で、新しい企画が決まりそうなんだ。タイトルを言うから、どう思うか意見をくれないか?」と聞いたところで、上司からは「今すぐ聞く問題じゃないだろう。いったん持ち帰って考えてみてから、慎重に判断してくれよ」と呆れられてしまいます。

   また、「10時から会議」がある場合、「10時には着席していること」がその会社のローカルルールだったとします。すると、10時に着席していない時点で、その会社では「優秀」ではないと見なされてしまう。遅れて来る人間は、仮に仕事ができたとしても「あいつは時間が守れない」というところで減点になってしまうのです。ところが別の会社では、「5分遅れ」が暗黙のルールとなっていて、10時になったら「そろそろ会議室に行くぞ」と動き出すのが常の場合も。この会社では、5分前に着席していることに、とりたてて意味はありません。時間にいくら正確であっても、能力的に高い評価がされるわけではないのです。

高城幸司(たかぎ・こうじ)
1964年生まれ。リクルートに入社し、通信・ネット関連の営業で6年間トップセールス賞を受賞。その後、日本初の独立起業専門誌「アントレ」を創刊、編集長を務める。2005年に「マネジメント強化を支援する企業」セレブレインの代表取締役社長に就任。近著に『ダメ部下を再生させる上司の技術』(マガジンハウス)、『稼げる人、稼げない人』(PHP新書)。
「高城幸司の社長ブログ」
株式会社セレブレイン
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