2019年 12月 16日 (月)

職場に来ているが万全ではない 個別ストレス症状にもケアが大切

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変化に慣れないうちにまた変化

   カナダストレス研究所のアール博士は「ハイパーチェンジ時代にはストレスによるプレゼンティーズムが増加する」と指摘しています。ハイパーチェンジ時代は、変化が激しく、変化に慣れないうちにさらに想定しえない状況に遭遇することも多くなってくきます。そうしたフューチャーショックに遭うと「ストレス症状」が急激に増えてくると、アール博士は強く警告しています。

   そのストレス症状は、大きく3つにまとめられます。

(1)先行き不安や怒り=ちょっとしたことでも怒りを覚える。嫌な経験をしたことを時々思い出し、夢を見るようになる
(2)人間関係が煩わしい=人と会うのが嫌になる。会合などに出るのが嫌で断るようになる
(3)激しい疲労=不眠や気分低下、体調不良が続き気力が減少する

   こういう状態が続くと、会社に出勤しても健康問題のために労働遂行能力が減少している状態(プレゼンティーズム)が継続することになります。アール博士は、北アメリカの企業従業員の30%くらいがプレゼンティーズムにあると見ており、また、スウェーデンのある企業の調査では、半数がプレゼンティーズムだったといいます。

佐藤隆(さとう・たかし)
現在、「総合心理教育研究所」主宰。グロービス経営大学院教授。カナダストレス研究所研究員。臨床心理学や精神保健学などを専攻。これまでに、東海大学短期大学部の学科長などを務め、学術活動だけでなく、多数の企業の管理職向け研修にも携わる。著書に『ストレスと上手につき合う法』『職場のメンタルヘルス実践ガイド』など多数。
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