2021年 1月 17日 (日)

転職理由はさまざまあれど、「やりたいことがない」では話にならん!(大関暁夫)

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アナタが頼られてうれしいことはなんですか?

   なるほど、と私自身にも十分思い当たることがあったので、さっそくこれをKくんにぶつけてみようと思いました。自分がやったことで人から頼られることが嬉しかったことや、この仕事は自分じゃなくちゃダメだなと胸を張れるようなこと、などがじつはミッションに繋がる仕事なのだとMさんから聞いていたので、Kくんに自分が嬉しかったり誇らしかったり自分の存在感が感じられた仕事ってなんだろうか、と簡易コーチングをしてみたのです。

   「やりたいこと」の質問には答えに窮していた彼が、この問いかけには驚くほどすんなり「機械の整備とか修理とかそういうの、けっこう得意だし、そのことで周囲から頼りにされたりするのはすごく嬉しいです」と返答してくれました。

   彼の転職のポイントが明確に見えました。彼にMコーチの話をじっくりしたうえで、機械整備、機械いじりを自身のミッションにおいて転職活動を再展開してみるようにアドバイスしたのです。

   これまで、どうしても勤務地や会社の知名度などにしばられて3年以上もうまくいかなかった彼の転職ですが、「機械整備、機械いじり」が得意ということを前面に工場などでの勤務にしぼって活動を再展開したところ、半年もしないうちによい先が見つかったようでした。知名度は低いですが上場企業で、給与は今より若干低くなりますが、「現場の複数セクションから、あなたのような人材のニーズがあります」と言われ、「今までにないやりがいが感じられる」と転職を決めたと、先日イキイキとした表情で報告がありました。

   Kくんの場合はミッションの認識が思うように進まない転職活動というシーンで役立った例ですが、職場の中でも個別社員の適材適所に疑問を感じるような場面では、ミッションを聞き出す「簡易コーチング」による配置替えが、本人および組織の活性化に役立つのではないかと思います。

   あなたは、どんなことで人に頼られると嬉しいですか?(大関暁夫)

大関暁夫(おおぜき・あけお)
スタジオ02代表。銀行支店長、上場ベンチャー企業役員などを歴任。企業コンサルティングと事業オーナー(複合ランドリービジネス、外食産業“青山カレー工房”“熊谷かれーぱん”)の二足の草鞋で多忙な日々を過ごす。近著に「できる人だけが知っている仕事のコツと法則51」(エレファントブックス)。連載執筆にあたり経営者から若手に至るまで、仕事の悩みを募集中。趣味は70年代洋楽と中央競馬。ブログ「熊谷の社長日記」はBLOGOSにも掲載中。
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