2021年 3月 4日 (木)

働き方改革では残業は絶対なくならない! 職場に「感染」「遺伝」するメカニズムがコレだ

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メカニズム2:残業は周囲の人間に「感染」する

   また最近、働き方改革で残業対策がいわれるようになってから、逆に上司層=中間管理職に残業が集中するようになった。「部下に残業を頼みにくくなった」「仕事を自宅に持ち帰ることが増えた」「休日に仕事することが増えた」と回答する上司が増えた。

   特に「ノー残業デー」「残業申告制」「PCシャットダウン」「自動オフィス消灯」など残業施策を行なっている企業で、上司の「サービス残業」のしわ寄せが増えているのは皮肉だ=図表2参照。これが、残業が「集中」する2つ目の要因だ。

残業施策のしわ寄せが上司に「集中」する
残業施策のしわ寄せが上司に「集中」する

   次に、残業が「感染」するとはどういうことか。残業を増やすとみられる53項目の原因をあげ、最も残業を増やしていたものを聞くと、一番多かった回答が「周りの人が働いていると帰りにくい雰囲気」だった。しばしば残業要因として指摘される「過剰品質の追求」や「意思決定に根回しが必要」といった要因よりも、「帰りにくい同調圧力」が最も残業に影響していた。また、この「帰りにくさ」は、若い人ほど高く、20代は50代の1.7~1.9倍も帰りにくさを感じていた

   小林さんは、

「上司の残業時間が長くなればなるほど部下の帰りにくさは増すことになります。働き方改革で中間管理職の残業が増えると、周囲のメンバーに帰りにくい雰囲気を『感染』させてしまう相乗効果の恐れがあるのです」

   と指摘する。

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