2019年 11月 19日 (火)

【日韓経済戦争】勃発! 安倍政権はなぜ今なのか? 新聞報道から読み解く

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   「日韓『経済戦争』の銃声が鳴った!」。日本政府が2019年7月1日、韓国に対する半導体原材料の輸出規制強化を発表すると、韓国メディアは一斉に反発した。韓国政府も世界貿易機関(WTO)への提訴など対抗措置に出る構えだ。

   元徴用工裁判をめぐる韓国政府の態度にブチ切れしたとしか思えない日本政府の突然の措置。「トランプ米大統領の振るまいと同じではないか」と日本の主要新聞の多くが批判した。米中と同じような日韓の報復合戦に発展するのか。日本経済の行方はどうなるのか。7月2日~3日付の主要新聞の報道から読み解く。

  • 「日韓貿易戦争」を1面トップで報道した主要新聞
    「日韓貿易戦争」を1面トップで報道した主要新聞
  • 記者会見する安倍晋三首相(2019年6月26日撮影)
    記者会見する安倍晋三首相(2019年6月26日撮影)

安倍首相を「任侠」と「ポチ犬」にたとえた日経と朝日

   安倍晋三首相の振るまいについて、日本経済新聞と朝日新聞は、それぞれ1面の名物コラム「春秋」と「天声人語」で取り上げている。

   「春秋」は往年の任侠映画にたとえた。

「どんなに嫌がらせ、理不尽な仕打ちをされてもひたすら我慢、我慢、我慢......。けれど堪忍袋の緒が切れた。桜吹雪の舞い散る中を、粋な着流しの男一匹。ドスを片手に殴り込み......などというシーンをその昔、任侠映画でしばしば見た。『待ってました!』。客席から声をかける人が、実際にいた。

   そういう展開にスカッとする日本人の胸に、いま、2つの出来事が響いている。韓国に対する半導体材料の輸出規制強化と、国際捕鯨委員会脱退を受けた商業捕鯨再開だ。ネットには『待ってました』のエールもあふれている。しかしその美学、相当に危なっかしい。任侠映画なら陶酔感に浸ればよかった。残念ながらこれはスクリーンではなく、面倒な国際社会のなかの話である」

   「天声人語」はポチ犬にたとえる。

「あくびは伝染するという現象、理由があるらしい。有力な説は相手に共感するという心の働きゆえに起きるというものだ。トランプ米大統領の振るまいも伝染するようだ。米国が中国に仕掛けた貿易戦争さながら、日本政府が韓国への輸出規制に乗り出した。韓国側にも問題があるにせよ、江戸の仇を長崎で討つ筋違いの話だ。

   報復合戦となれば日本経済も返り血を浴びる。それでも威嚇してみせることが目先の選挙には得だと安倍政権は考えたのか。人のあくびは犬にも伝染するらしい。忠誠を尽くす飼い主から特に影響を受けやすいとの研究結果がある。日本政府の場合はこちらに近いか」
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