【日韓経済戦争 番外編】泥沼化の日韓なのに宮部みゆき、池井戸潤、東野圭吾、村上春樹らの人気作品は健在?

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「江國香織の小説を読むと、自分がヒロインになった気に」

   韓国の若者が日本の小説に惹かれる理由について、朝鮮日報はこう説明する。

「日本小説が特に10~30代の間で高い人気を誇っている理由は何であろうか? 最近の若者たちの悩みや関心事をテーマにして読者が主人公に感情移入しやすいからだ。出版コラムニストのハン・ミファ氏は『韓国で人気の日本小説のほとんどは恋愛がテーマ。特に若い女性が、これは自分の話と思って本を読む楽しさに魅了されている』と語った。大学生のヤン・ミナさんは『江國香織の小説を読む時は自分がヒロインになったような気がする』と言う」

「次に挙げられるのは重苦しい社会的な話題よりも個人の日常を素材にしていて、気軽に読むことが出来る点。大学生のチェ・ジファンさんは『一度読み始めると時間を忘れてしまう。難しいテーマよりも本を読んで少しでも頭がクールダウンできるのがよい』と語った」

   ここ数年、日本の小説を原作にした韓国テレビドラマも増えている。「ソロモンの偽証」(宮部みゆき)、「今週、妻が浮気します」(ネット掲示板から生まれた匿名リアル進行小説)、「鉄の骨」(池井戸潤)、「象の背中」(秋元康)、「人間の証明」(森村誠一)、「白い巨塔」(山崎豊子)、「4TEEN」(石田衣良)、「椿山課長の七日間」(浅田次郎)......などだ。

   しかし、日本の小説の人気は続いているとはいえ、出版業界では反日感情の急激な高まりが販売に悪影響を及ぼす可能性を懸念する向きもあり、日本小説の出版計画を先送りする動きも出てきた。

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