2024年 4月 26日 (金)

あなたの「謝罪」は謝罪になっていない!? ふさわしくない「禁断」のスーツやネクタイの色(南川真輝)

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「謝罪」にふさわしい色とは?

   では、「謝罪」の場面では何色がふさわしいのでしょうか?

   テレビでよく見る、会社の謝罪会見では、「黒」ではないでしょうか?

   ところが、じつは黒もあまりよくありません。

   黒は強く見せたいやカッコよく見せたい。また、自分が弱っている時に、鎧を着て本当の心の内側を見せなかったり、もう攻撃しないでくれ、余計なことは聞かないでくれといった、自己防御に見えるのです。

   黒の色彩心理は、

「威厳」
「完璧主義」
「独立心」
「ポーカーフェイス」

です。

   こうしてみると、なんだか「上から目線」で、とても謝っているとは思えませんよね。

   謝罪の場面でもっとも効果的なのは、グレーです。

   グレーの色彩心理は、

「控えめ」
「おとなしい」
「弱々しさ」
「デリケート」
「用心深い」
「ソフト」

です。

   グレー系のスーツやネクタイを身に着けていくと、「もうこれ以上、この人を責めるのは、かわいそうだな」と思わせるのです。

   そして、できればダークグレーよりライトグレーを選んでください。ダークグレーになればなるほど「黒」の要素が入ってくるので、謝ってはいるけれど、本当は何か隠しているのではないかという不信感を与えてしまいます。

   そうですね。ネクタイも無地のライトグレーの色合いがいいと思います。

   本当に心から謝っていたとしても、着ている服でそう思われないとしたら、すごくもったいないですね。(南川真輝)

みなみかわ まき
南川真輝(みなみかわ・まき)
カラープロポーザー/整理収納アドバイザー
一般社団法人カラータイプ協会副会長兼オンライン&KIDS講座リーダー。
協会認定講座やセミナーを年間300回開催するほか、カルチャースクールや企業セミナー、学校教育での講座やセミナーなどの実績多数。テレビやラジオでも活躍する。人の個性を「色」に置き換えて性格や思考を読み、コミュニケーションの円滑化や売り上げアップに貢献するビジネスの提案、人材の適材適所の判断、その人にあった教育や子育ての提案など、色の効果を通じて大人も子どもも生きていくうえで大切な力の身に付け方、「十人十色」の大切さを伝えている。
 和文化が好き。2018年8月から東京在住。大阪府出身、36歳。
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