2020年 6月 3日 (水)

【日韓経済戦争・番外編】ラグビー日本代表の具智元選手 父親が韓国紙記者に「息子の記事を削除して」と頼んだ理由は?

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   「ONE TEAM」が2019年の流行語大賞にもなり、日本中を沸かせたラグビー日本代表。「多国籍」のチームにあって韓国人の具智元(グ・ジウォン)選手も大活躍した一人だ。

   そのグ・ジウォン選手の父親が、息子が活躍する記事を書いた韓国紙記者に「記事をネットから削除してくれませんか」と頼んでいた。いったいなぜか、韓国紙で読み解くと――。

  • 日本代表感謝パレードでのグ・ジウォン選手(2019年12月11日撮影)
    日本代表感謝パレードでのグ・ジウォン選手(2019年12月11日撮影)
  • 日本代表感謝パレードでのグ・ジウォン選手(2019年12月11日撮影)

「息子の記事は日韓双方から非難されている」

   中央日報スポーツ担当のチョン・ヨンジェ記者が、ラグビー日本代表・具智元(グ・ジウォン)選手の父親から電話を受けたのは2年前のことだった。チョン記者は、その時の模様を「コラム:ラグビー日本代表の具智元」(2019年11月30日付)でこう伝えている。

「記者様、本当に申しわけないのですが、記事をインターネットから削除することはできないでしょうか。息子のジウォンがあまりにも負担を感じています」
「突然の電話に当惑した。電話をかけてきた具東春(グ・ドンチュン)先生は、2017年8月13日付の中央日報に掲載された『父は韓国代表、息子は日本代表、ラグビー家族』という記事に出てくる、その『父』だった。12年間にわたりラグビー韓国代表でプレーし、日本のホンダヒート(編集部注:ホンダの前身)でプレーしたグ先生は、2人の息子をラグビー選手に育てた。長男の智充(ジユン)と次男のジウォンはともにホンダに所属し、ジウォンは日本代表に選ばれた」

   韓国はサッカーや野球は盛んだが、ラグビーは不人気なスポーツ。ラグビー人口は日本の100分の1といわれ、社会人チームも3つしかない。ジユンとジウォンの兄弟は小学生の時からラグビーが大好きだった。

   そこでドンチュンさんは「いい環境でラグビーをやらせてあげたい」と中学2年の兄と小学6年の弟をニュージーランドに留学させた。さらに、日本でのプレー経験を持つドンチュンさんは、大分県佐伯市への一家移住を決断した。

   ジウォンは兄とともに大分県の日本文理大学付属高校から拓殖大学に進み、2017年にトップリーグのホンダに入った。そして、身長184センチ、体重122キロのタンクのような体格を生かし、フォワードの一人として日本代表入りを果たした。

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