2020年 10月 26日 (月)

【どうなる!? 子育て】増える若年層の自殺 「学校」でなにが起こっているのか?(鷲尾香一)

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   厚生労働省と警察庁は2020年3月17日、2019年中における自殺の状況について発表した。自殺者数は前年比671人(3.2%)減の2万169人と2010年以降、10年連続で減少し過去最少を更新した。

   しかし、年齢階層別でみると、唯一19歳以下の自殺者が増加しており、改めて若年者の自殺増加が懸念される。

  • 若者層の自殺が増えている
    若者層の自殺が増えている
  • 若者層の自殺が増えている

自殺者、全体では減っているのに......

   自殺者の男女別では、男性が前年比212人(1.5%)減の1万4078人、女性が同459人(7.0%)減の6019人だった。男性の割合が68.6%と、女性の約2.3倍となっているが、男性は10年連続で減少している。

   自殺死亡率は10年連続低下し、16.0%と過去最小を更新した。男女別では、男性が22.9%、女性は9.4%で、男性は女性の約2.4倍となっているが、10年連続での低下となった。女性は初めて1ケタとなった。

   年齢階層別では、19歳以下を除き、各年齢階層で減少。30歳代は11年連続、40歳代、50歳代、 60歳代は10年連続で減少した。しかし、19歳以下では前年比60人(10.0%)増の659人となった。男性が同77人(21.0%)増の443人、女子が同17人(7.3%)減の216人と、男性が大幅に増加している。

   年齢階層別の自殺死亡率でも、60歳代は12年連続、40歳代、50歳代は10年連続、20歳代は8年連続、30歳代、70歳代、80歳以上は6年連続で低下しものの、19歳以下は前年の5.3%から5.9%に増加した。

   19歳以下の人口は1118万人と前年比で11万9000人も減少している点を考慮すると、この世代の自殺者数の増加は大きな問題と言える。

   そこで、若年層にスポットを当てて状況を見ていく。

鷲尾香一(わしお・きょういち)
鷲尾香一(わしお・こういち)
経済ジャーナリスト
元ロイター通信編集委員。外国為替、債券、短期金融、株式の各市場を担当後、財務省、経済産業省、国土交通省、金融庁、検察庁、日本銀行、東京証券取引所などを担当。マクロ経済政策から企業ニュース、政治問題から社会問題まで、さまざまな分野で取材。執筆活動を行っている。
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