2021年 1月 20日 (水)

「経済」に仕掛けられたカラクリを暴く 「VUCAの時代」に転ばぬ歩みをサポート

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   コロナ禍の状況は、昨今しばしば現代を評して使われる「VUCAの時代」の、まさに象徴のような災禍だ。

   「VOCA」は、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)を意味する頭文字。もともとは米国で軍事用語として発生したが、経済のグローバル化やテクノロジーの進化の加速で、一定の枠組みで捉えきれなくなったビジネスシーンでも使われるようになった。

   「VUCAの時代」の現代は、「ウラとオモテ」「本音と建前」の区別が曖昧になっていると、本書「経済のカラクリ 知らないと損をする53の『真実』」は指摘する。「カラクリ」が隠されているという53件の事象をピックアップ。わたしたちが、それらを「正確にとらえ直す」ことをサポートするという一冊。

「経済のカラクリ 知らないと損をする53の『真実』」(神樹兵輔著)祥伝社

   

  • のぼった先にある「カラクリ」を知ることが大切
    のぼった先にある「カラクリ」を知ることが大切
  • のぼった先にある「カラクリ」を知ることが大切

気づきのチャンスやヒントを提供

   そもそも、わたしたちの思考は、間違いを犯しやすいプロセスに支配されているという。合理的に判断したつもりでも「権威」に影響される。専門家の意見であれば「きっとそうなのだろう」と、思考を放棄することもしばしば。多数派に同調してしまうこともよくある。「集団と同じであれば『多くの人が支持しているのだから間違いない』と考え、安心していられるから」だ。

   また、好きなモノには興味を抱き「メリットを次々見出す」ものだが、嫌いなモノとなると「観察眼がはたらかず、多くのことを見落としがち」になる。「VUCAの時代」には、さらに冷静な判断が困難になりがち。そうした中で、気づきのチャンスやヒントを提供しようというのが本書の目的だ。

   著者の神樹兵輔氏は、投資コンサルタント、経済アナリスト。富裕層向けに「海外投資・懇話会」を主宰し運用をサポート、金融、為替、不動産などの投資情報を提供している。「見るだけでわかるピケティ超図解」(フォレスト出版)、「改訂新版 面白いほどよくわかる最新経済のしくみ」(日本文芸社)、「自分に合った資産運用・投資術」(西東社)など多数の著書がある。

   「話題のビジネス」のパートでは、「転売ビジネス」や「貧困ビジネス」などをテーマに12件のカラクリを暴く。また「商品価格のカラクリ」では「サブスク急増」の理由など13件、ほかに「AIと仮想通貨のカラクリ」で8件、「税金のカラクリ」で11件、「投資のカラクリ」で9件のカラクリの「内幕」を解説している。1件ずつ独立した読み物になっているので、興味ある項目を選んで読むことができる。

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