2021年 6月 24日 (木)

地域には、こんないいネタが転がっていた! 【朝礼のネタ本はこれだ!】

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   【5月の特集 朝礼のネタ本はこれだ!】会社で朝礼があり、毎日何かを話さなければならない役職者にとって、ネタ探しは大変だろう。そんな人のために、5月は「朝礼のネタ本」を随時紹介していきたい。

   有名人のエピソードや雑学系のネタばかりでは、飽きられてしまうだろう。全国のちょっといい話を集めたのが、本書「47都道府県の底力がわかる事典」である。月刊「文藝春秋」の連載「地方は消滅しない」をまとめたもので、各都道府県から1つずつ、地域で頑張っている取り組みを紹介している。

   とりわけ地方の企業では、どこでも人口減少が問題になっているだけに、関心を持たれるに違いない。

「47都道府県の底力がわかる事典」(葉上太郎著)文藝春秋
  • 「地方」は見どころがいっぱい!(写真は、名古屋城)
    「地方」は見どころがいっぱい!(写真は、名古屋城)
  • 「地方」は見どころがいっぱい!(写真は、名古屋城)

高齢化率全国ナンバーワンの村の「炭グルメ」

   著者の葉上太郎さんは、地方自治ジャーナリスト。全国紙記者を経て、2000年に独立。著書に「日本最初の盲導犬」、「石巻『津波拾得物の物語』」、「都知事、不思議の国のあるじ」などがある。

   町おこしや移住者の話のほか、ユニークな名産物の話が多い。どこから読んでもいいが、自分の住む地方の話から紹介していくと、親近感を持たれるだろう。本書から、いくつか紹介しよう。

   群馬県南牧村は1000メートル級の山々に囲まれた村だ。人口約2000人のうち65歳以上が1227人だから61.3%が「高齢者」という高齢化率全国ナンバーワンの村だ。この村は今、「炭グルメ」の村として売り出している。

   村の森林組合が、間伐材で炭を焼く機会を1995年頃に導入。できた炭を菓子店に持ち込んだ。炭を入れた饅頭は、ざらざらとした炭が舌に残り、とても食べられたものではなかった。微粉に加工すると使えるようになった。飴、パイ、饅頭、くず湯、麺と広がり、炭ラーメンは県外からも客が来るほどの人気に。

   すべて売れ行きのいい商品ばかりではない。地域おこしの商品は、少し売れなくなったら、販売を止めてしまうのが常だが、南牧村ではそうではない。「あるものを大事にして、じっくり育てる」という昔からの行動原理で、創り上げた「炭グルメ」商品を作り続けているという。「高齢者の多さも捨てたもんじゃない」と結んでいる。

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