2024年 4月 27日 (土)

部下の仕事ぶりがわからない! リモートワークでのマネジメントのコツとは?〈後編〉(前川孝雄)

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(1)責任の明確化 ~ 信じて任せた仕事の当事者は部下自身と心得る
上司の職責意識からとはいえ、部下に仕事を任せきれず、常時監視しようとする手法では、リモートワークが新常態となる職場のマネジメントはうまくいきません。
これからの上司に求められる役割は、部下に指示命令し仕事を強いることではありません。部下と仕事の目的をしっかり共有し、これに沿って部下が自律的に働くことを支援することです。
信じて任せた仕事の当事者は部下自身であり、上司は結果責任を取るのです。会社としての、業積評価や人事制度の改定も必要です。

(2)仕事の具体化 ~ 脱あうん! 非言語コミュニケーションを言語化する
これまでの日本企業にありがちだったのは、上司がすべてを語らずとも部下が「あうんの呼吸」でその真意を理解し、空気を読んで行動すべしとするムラ社会的な風土です。しかし、リモートワーク下では、それは通用しません。
「部下が自分の考えを理解してくれない」と嘆くのではなく、自分のメッセージを明瞭に言語化し伝える工夫が必要です。「あとで営業状況を報告して」などの曖昧な依頼ではなく、「○日までに○○エリアのお客様のご要望を、箇条書きにして提出してほしい」と、具体的に伝えるのです。

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