2022年 5月 27日 (金)

「ステルス・オミクロン」より強い?!最強のスーパー変異株「デルタクロン」...英国で発見されたって本当?(井津川倫子)

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   オミクロン株による新型コロナウイルスの新規感染者数が「ピークアウト」した英国で、「最強の変異株」の存在が話題になっています。

   一部メディアが「新たに英国で発見された」と報じたのは、通称「デルタクロン」と呼ばれる「変異株」。数か月前にギリシャのキプロス島で発見が伝えられたものの、実験室の検出ミスによる「作り話」だと否定されていましたが、「やっぱり存在したのか!」と、騒然となっています。

   果たして、最強の威力を誇るといわれる「デルタクロン」は本当に存在するのか、それとも「デマ」なのでしょうか。

  • コロナとの終わりのない戦いが続く…(写真はイメージ)
    コロナとの終わりのない戦いが続く…(写真はイメージ)
  • コロナとの終わりのない戦いが続く…(写真はイメージ)

スーパー変異株「デルタクロン」の信ぴょう性は?

   数か月前、オミクロン株の登場に世界中が戦々恐々となっていた頃のこと。ギリシャのキプロス島でデルタ株とオミクロン株の特徴を合わせ持つ「変異株」が検出された、という驚きのニュースが世界中を駆け巡りました。

Cyprus finds variant that combine Delta and Omicron
(キプロスで、デルタ株とオミクロン株を混ぜ合わせた変異株が発見された:米ブルームバーグ)
variant:変異株

   発表をした大学教授は、デルタ株の重症化リスクと、オミクロン株の強い感染力を合わせ持つ変異株を「デルタクロン」と名付け、重症者を中心に「複数の感染事例」を確認したと主張していました。

   ところがこの「デルタクロン」、発表直後はメディアを騒然とさせたものの、気がついたら猛威を増すオミクロンの影に隠れるように、まったく話題にならなくなりました。というのも、WHO(世界保健機関)などの専門家たちが、「デルタクロン」は実験室での作業ミスで誤って検知されたもので、実体が存在しない「作り話」だと、次々と否定していたのです。

There is no such thing as Deltacron
(デルタクロンなんて存在しない:WHOの専門家)
Omicron and Delta did not form a super variant
(オミクロンとデルタはスーパー変異株を形成しない:米国の専門家)

   この当時、「デルタクロンなんてありえない!」と、すっかり「hoax」(デマ)認定されてしまった「幻のスーパー変異株」。これまで新型コロナをめぐる誤報や根拠のないうわさ話に眉をひそめていた人たちも、この時ばかりは「デマでよかった!」と、胸をなでおろしたにちがいありません。

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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