2024年 4月 26日 (金)

「100円ショップ」は生き残れるか! 円安で東南アジア仕入れ先「黄色信号」、無印・ドラッグストアとの激しい競争(2)

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100円ショップは地方のスーパーや商店を追いやる?

   もう少し寄せられたコメントを見ていくと、いつも利用するがゆえに100円ショップに対する「注文」も少なくない。

「商品に求める機能性や耐久性を評価の尺度とする場合、100円では高い物も多い。ホームセンターで売っている500円のツールケースは、10年使ってもビクともしないが、100円ショップの品はプラの耐候性が極めて低く、半年と待たずに割れる。(中略)先日プラ製のズボンハンガーを買おうと思い、レジに持っていく最中にうっかり落としてしまったのだが、一発でハサミの稼働部が割れてしまい弁償した」
「100円ショップがよいものを置いてあるスーパーや商店を駆除してしまう、ということ(は問題だ)。都市部では買う店が多数あり、店を選べて共存可能なのでしょうが、地方だと文房具屋さんや雑貨屋さんがなくなって近所に100均があるけど、欲しいものは電車に乗らないと買えなくなってしまったという場合があります」

   最後に、100円ショップの将来についてこんな意見を紹介したい。

「原材料費が高騰しているので100円を維持するのは結構きついと思う。そのうち150円ショップあたりになるのだと思いますね。商品の品質はよいものもあれば(そうでないものもあり)、見きわめる必要がある。無印やニトリの半分や5分の1、10分の1の価格で用を足せるものもあり、やはり魅力的な商品が多いと思います。300円ショップは気軽にぽんぽん買えないので、どっちのお店が繁盛するのか、棲み分けていくのか、これから2年くらいは注目です」

(福田和郎)

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