パーツの95%を自社生産
製品の改善、安全性の向上はその後も、絶え間なく続いている。2階に降りると、最近のチェーンソーの商品が展示されていた。
今日では、エンジン式だけでなくバッテリーで駆動するチェーンソーの開発にも注力。こうしたバッテリーのほか、ソーチェーンやガイドバー、ピストン、シリンダーほかパーツの自社生産率は、95%に上るという(小さなネジのような部品を除く)。
2階には、ガイドバーだけを展示しているコーナーがあった。1.5メートルと長いものから、かわいらしいミニサイズまで、11種類。その中に1本、「STIHL」のスペルが誤っているものがあった。実はこれ、ニセモノだという。
「こうした低品質の模造品は、大きな問題になっています。当社の製造工場では、品質管理のために細かなチェックを怠りません。それだけ製品の質を重視しているのです」