就活生54%が「就活うつ」自覚、ABABAが調査発表 業界取り巻く「ストレス要因」&切実ソリューションとは

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   就職・採用活動を支援する人材系スタートアップ「ABABA」(東京都渋谷区)が2025年12月3日、「27年卒就活展開予想と最新トレンド~就活氷河期世代からα(アルファ)世代まで、過去から紐解く就活の今後~」と題したメディアラウンドテーブルを実施した。

   同社は、就活の過程を評価したスカウトが受け取れる新卒向けダイレクトリクルーティングサービス「ABABA」、就活版全国共通模試サービス「REALME」を提供している。

  • ABABA代表取締役CEOの中井達也氏(2025年12月3日撮影)
    ABABA代表取締役CEOの中井達也氏(2025年12月3日撮影)
  • 就活の過程が評価されるスカウト型サービス「ABABA」。写真提供:ABABA
    就活の過程が評価されるスカウト型サービス「ABABA」。写真提供:ABABA
  • 「REALME」のマッチングロジック。写真提供:ABABA
    「REALME」のマッチングロジック。写真提供:ABABA
  • ABABAは2025年10月22日~11月25日の期間、2026年3月卒業予定の大学4年生・修士課程2年生を対象に「就活うつに関するアンケート調査」を行った。同社提供
    ABABAは2025年10月22日~11月25日の期間、2026年3月卒業予定の大学4年生・修士課程2年生を対象に「就活うつに関するアンケート調査」を行った。同社提供
  • ABABAは2025年10月22日~11月25日の期間、2026年3月卒業予定の大学4年生・修士課程2年生を対象に「就活うつに関するアンケート調査」を行った。同社提供
    ABABAは2025年10月22日~11月25日の期間、2026年3月卒業予定の大学4年生・修士課程2年生を対象に「就活うつに関するアンケート調査」を行った。同社提供
  • ABABA代表取締役CEOの中井達也氏(2025年12月3日撮影)
    ABABA代表取締役CEOの中井達也氏(2025年12月3日撮影)
  • ABABA代表取締役CEOの中井達也氏(2025年12月3日撮影)
  • 就活の過程が評価されるスカウト型サービス「ABABA」。写真提供:ABABA
  • 「REALME」のマッチングロジック。写真提供:ABABA
  • ABABAは2025年10月22日~11月25日の期間、2026年3月卒業予定の大学4年生・修士課程2年生を対象に「就活うつに関するアンケート調査」を行った。同社提供
  • ABABAは2025年10月22日~11月25日の期間、2026年3月卒業予定の大学4年生・修士課程2年生を対象に「就活うつに関するアンケート調査」を行った。同社提供
  • ABABA代表取締役CEOの中井達也氏(2025年12月3日撮影)

長期インターン→採用が解禁、「就活うつ」に影響か

   メディアラウンドテーブルにはABABA代表取締役CEO・中井達也氏が登場し、まず採用市場の現状を解説した。経産省・文科省・厚労省の三省合意で「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」が改正され、25年卒から、一定要件を満たしたインターンシップで得られた学生情報を採用に使うことが解禁された(実施期間要件は、汎用的能力活用型で5日間以上、専門能力活用型で2週間以上)。

   導入背景には、外資による早期就活に対抗する形で、国内の経済力を高める狙いもあったという。ただし、新たに生じた課題が、就活生の大企業志望度が高まることでの企業間の格差拡大、長期インターンに伴う学業への悪影響だった。

   長期インターンが広がり、学生の間で「ピンポイント就活」が進んだ。エントリー社数の平均は例年増加していたが、26年卒に関しては前年比3割減とする情報もあり、ジョブ型の普及で採用難易度が上がったことが相まって内定社数も減少。新卒採用が早期化しているにもかかわらず、内定がもらえず、就活が長引く学生が増えたというわけだ。

   一方、同社は就活が原因で心身のバランスが崩れる「就活うつ」を社会課題とみて、「就活うつに関するアンケート調査」の結果を発表した。事前調査では、26年3月卒業予定の大学4年生・修士課程2年生の564人のうち、54.3%が「就活うつを自覚したことがある」と分かったという。24年の調査では46.3%だった。

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