人材紹介業のワークポートは2026年6月4日、20代~40代のビジネスパーソンを対象に実施した、「転職活動におけるSNS・口コミの影響に関する調査」の結果を発表した。転職活動の情報収集 「SNS・口コミを確認」83.8%調査では、転職活動において、企業の公式サイトや求人票以外に、SNS・口コミサイトをどの程度確認するか質問したところ、83.8%が「確認する」と回答した。内訳は「必ず確認する」が20.5%、「よく確認する」が27.6%、「たまに確認する」が35.7%となった。一方、「確認しない」層は少数派で、これに対してワークポートは、「今や企業の公式情報だけでなく、ネット上の第三者の声や生の情報を並行してチェックすることが、転職活動において標準的なステップとなっている」と指摘した。「職場のリアル」を知るためにSNS・口コミを活用続いて、転職活動でSNS・口コミサイトを確認すると回答した人に、その目的を聞いたところ(複数回答可)、「職場の実態把握(雰囲気や社員の様子など)」が最多で77.1%となった。次いで、「リスク確認(離職率、ブラック度、炎上歴など)」が65.1%、「公式情報の裏付け(条件や待遇が事実か)」が51.6%となり、公式情報だけでは見えない実態を補完する目的で活用されている傾向だった。SNSや口コミの情報が原因で応募や選考をやめた経験48.0%公式情報とSNS・口コミで内容が食い違っていた場合、どちらをより信頼するか聞いたところ、「SNSや口コミサイトの情報」と回答した人が43.8%となった。一方で、「公式サイトや求人票の情報」をより信頼すると答えた人は29.1%にとどまった。転職活動でSNS・口コミサイトを確認すると回答した人に、SNSや口コミの情報が原因で応募や選考をやめた経験があるか聞いたところ、離脱経験がある人は48.0%となった。内訳は、「応募をやめた」が34.5%、「選考途中で辞退した」が11.2%、「内定後に辞退した」が2.3%だった。特に、「応募自体をやめた」が34.5%と約3人に1人となっており、ワークポートは「SNSや口コミの情報が、求職者の応募判断や辞退行動に大きな影響を与えている」と指摘した。「この会社への応募はやめておこう」と感じる要素に「社員の不満」投稿54.7%企業のSNSを見て「この会社への応募はやめておこう」と感じる要素を聞いたところ(複数回答可)、「社員の不満やネガティブな投稿」が54.7%で最多となった。次いで、「コンプライアンス意識の低さ」が46.9%、「公式情報と実態の乖離(待遇や仕事内容など)」が45.7%、「過度なキラキラ感(演出)」が44.2%、「内輪感や独特なノリ」が41.9%と続いた。「応募を続けたい」と感じるのは「良い面・悪い面の両方が見える」73.6%SNSや口コミサイトの情報を見て、「応募を続けたい」と感じる状態を聞いたところ(複数回答可)、「良い面・悪い面の両方が見える」が73.6%で最多となった。次いで、「現場の空気感が伝わる」が51.6%、「社員の過ごし方や1日の流れがわかる」が51.2%、「過度な演出がなく等身大」が43.4%となった。ワークポートは、「求職者は、SNSや口コミから『公式情報では見えない実態や空気感』を読み取ろうとしており、メリットだけでなくデメリットも含めたリアルな情報が開示されていることが、応募を継続するうえでの大きな判断材料になっている」と指摘した。調査は2026年5月21日~28日にインターネットで行われ、対象者は、ワークポートが提供するサービスの利用者で、20代~40代のビジネスパーソン。有効回答数は308人。