風邪かなと思ったとき4割近くがAIに相談 塩野義製薬、風邪症状時のAI利用と医療受診に関する調査

AI相談で受診せず病状が悪化したケースも

   この調査を監修した、いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長は、今回の調査結果に次のようなコメントを寄せている。

「AIは早くて従順なアシスタントです。しかしながら、一般的な生成AIは、医療の専門家による診察や検査に代わるものではなく、提供される情報には限界があり、また、その責任をAIは負ってくれません」

   伊藤院長によれば、AI相談で強く受診を勧めないからと様子を見た結果、病状が悪化して後日受診して新型コロナと診断されるケースがあるなど、ときに誤った情報や不正確な回答を示すことがあるという。さらにこう続ける。

「AIの回答だけで診断や治療方針を判断することには限界があります。特にCOVID-19やインフルエンザでは、発症早期の適切な検査・診断・治療が重要です。我々医師は、症状だけでなく、診察や検査で得られる多くの情報を総合して診断しています。生活者の皆さんには、AIを参考情報として上手に活用しつつ、気になる症状がある場合は、早めに医療機関への相談をご検討ください」

   治療の鉄則は早期診断・早期治療。それが可能になるようなAI活用をしていきたい。

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