2018年 7月 19日 (木)

気迫あふれる勘助、けっこういけるぞ(風林火山)

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   「風林火山」というから武田信玄が中心なのかと思ったら、山本勘助だって。かなり地味だけど、大丈夫かしら?とりあえず第1回を見てみよう、くらいのノリで見てみたら、これがとっても新鮮だったのよ。

   飢饉で荒れ果てた甲斐の村に、片目で片足が不自由な主人公、勘助(内野聖陽)が現れる。そのボウボウの頭、ボロボロの着物、眼帯……、かなりな迫力だ。内野の気迫が伝わってくる。

   この勘助をがっぷり受けとめて、ヒケを取らない存在感を示していたのが村娘ミツ(貫地谷しほり)。ミツに思いを寄せる平蔵(佐藤隆太)と勘助がもみあって草がゆの椀をひっくり返すと、喧嘩を止めるより先に、「あにょーするだ、もってーにゃー」と、こぼれたかゆを手ですくって食べる。

   だって、なけなしの食い物をせっかく食べさせてあげようと思ったのに。私なら、すくって食べてから、二人の男の頭を張ってやるぞ。

   子供が恐がって逃げるほどの容貌を恐れず、やさしくしてくれるミツに、勘助は心を開いてゆく。ミツは子を宿しながらも、身を立て名を挙げたいという勘助の望みがわかるゆえに悩む。

   でも、こんな素敵な大地の娘ミツは、第3回で、非情な領主武田信虎(仲代達矢)に殺されてしまう。この時から勘助は信虎をいつか倒そうと決意する。勘助は、村に根を下ろしてミツと地道に生きていこうと決めたばかりだったのだ。

   NHKの大河ドラマって、いつも初めの何回かは見るのだが、いつの間にか見なくなってしまう。でもこれは展開もスピーディだし、ワクワク感がある。見続けられそう。

   1年の長丁場、この気迫を保ち続けるのはたいへんだと思うけど、がんばってね、内野さん。

   ただ、戦国時代物は、あっちが攻めて、こっちが裏切って、とやっているうちに敵味方がごちゃごちゃになって、何が何だかわからなくなってしまうのが私の常。ついていけるかしら。

   前回(第6回)は今川義元(谷原章介)に仕官を願い出るも、「お前のその顔を毎日見ろというのか!」と冷たく断られてしまった浪人・勘助。でも私には、テリー伊藤扮する福島越前守の顔のほうがよっぽど恐かった……。 

文   カモノ・ハシ
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