30代に集中する「うつ病」 どう向き合うか?(NHKスペシャル)
2007年06月19日13時21分
0

(c)NHK
若い働き盛りの世代に「うつ」が増えている。上場企業200社のうち6割が、この3年間で「心の病」が増加したと回答。年齢別に見ると、心の病は「30代」に集中している。長期休業につながるケースも多く、企業の現場はその対応に追われている。なぜ働き盛りの社員たちは「うつ」へと追い込まれるのか。
今回のNHKスペシャルは、働き盛りの30代を襲う「うつ」の実態をレポートする。合理化・効率化が進む中、現場でのしわ寄せが30代にのしかかる。成果主義や裁量労働制といった新しい働き方が広がる中で、多くの職場で働き手が「孤立」し事態を悪化させている。
仕事だけでなく家庭の負担も大きい。家のローンを抱え、子育てに追われる中で、家庭もまた休息できる場所ではなくなっている。
番組では、「うつ病」と向き合う本人や家族、企業の担当者たちへの取材を通して、働き盛りの「うつ」の実態とその原因を明らかにし、求められる対策を考えていく。