香椎由宇「お気に入りの雑貨」求めてベトナムへ
2007年09月16日06時00分
0

(c)NHK
東京の自由が丘や代官山ではここ数年、「アジアンテイスト」の雑貨が若い女性を中心に人気を集めている。「アジア雑貨」の発信源の一つがベトナムだ。今回の「ハイビジョン特集」では女優・香椎由宇がベトナムを訪れる。お気に入りの雑貨を探し求め、それらを使った理想の部屋作りに挑戦する。
ベトナムは中国やフランスの支配を受け、それに対する激しい抵抗や独立を繰り返してきた。そんなダイナミックな歴史に育まれた文化が雑貨にも色濃く反映している。
19世紀末のフランス統治時代には、当時最先端の装飾やデザインの技術が手織りや陶磁器などの伝統工芸に取り入れられた。20世紀のベトナム戦争後は、欧米から帰国したデザイナーたちが新しいセンスをもたらした。さまざまな文化がハイレベルに融合した「フュージョン的魅力」がベトナム雑貨の特徴だ。
今年20歳になった香椎は小学校の6年間をシンガポールで過ごしている。彼女にとってアジアはなつかしい場所だ。一週間の旅を通して、ベトナム雑貨の魅力とそれを生み出してきたしなやかさとたくましさを併せ持つベトナムの歴史と風土に迫っていく。