新証言で判明!時津風親方「ヤクザまがい」殺人リンチ
ヤクザもどきの制裁を受けて序ノ口力士・時太山=斉藤俊さん(17)が死亡した事件。
朝ズバッ!は、時津風部屋関係者らの証言で明らかになった、斉藤さんが暴行を受けた際の生々しい事実を取り上げた。
今日にも事情聴取となる師匠の時津風親方(元小結・双津竜)は相撲部屋の父親代わりではなく、冷酷非道なヤクザの親分だった。部屋から脱走したとして、コンビニ前から兄弟子らに連れ戻された斉藤さんを待っていたのは凄惨なリンチだった。
時津風親方が飲み終わったビール瓶で数回殴りつけた。最後の一発はひたいのあたりで出血した。その後、兄弟子らに「お前らもやれ」・・・金属バットなどでヤキを入れるよう指示した。
翌日の朝稽古で親方は兄弟子4、5人にぶつかり稽古を指示した。1時間以上続いた。「過酷でフツーは長くても15分ぐらい。1時間なんて考えられない」(元力士・星誕期)
その後、兄弟子らを遠ざけて2人きりになった。斉藤さんの悲鳴が聞こえたという。
アザが浮き出て体が土気色になったので「水をかけろ」。さらに体が冷たくなったので「風呂に入れろ」。当初は救急車を呼ぶのを禁じた。全員にコトの一切を外部にもらさないように言い渡した。陰湿で封鎖的な・・・国技といわれる小社会の実態の一部だ。
「なぜなんだ。救急隊員が異常だといって警察に通報していたのに、3か月にもなって事件になるなんて」とみのもんた。「傷害致死ですよね」。ウソの証言が明白になった。
ゲストの相撲を愛してやまない元実況NHKアナ・杉山邦博はいう。
「責任を持ってと親御さんからお預かりした親方に、人間としての愛情、やさしさがあったでしょうか。これは朝青龍の問題とは次元が違いますが、大相撲の歴史の根幹を揺るがす事件です」
少子化で志願者が少なくなっているのが現状だ。国技とされる大相撲が、外国人力士だけで構成される日は遠くない・・・。