2024年 4月 27日 (土)

ゾウさんお鼻が器用ね そうよ象の絵も描けるのよ

   ゾウは器用な動物だ。長いハナで水浴びをしたり、食べ物を取ったりできる。サーカスでは逆立ちしたり、ボールを使ってサッカーしたりもするらしい。それなら絵を描くことだって当たり前!?

   自画『像』を描く象(の動画)が話題になっている――との情報を得た当探偵社は、さっそく動画投稿共有サイトYouTube(ユーチューブ)奥地へと探索に向かった。その時点では、じつはさほどの期待は持てなかった。おそらく――隣にいる飼育係がゾウを叱咤激励し、一生懸命に筆を持たせ、体に触って合図をだし、やっと抽象絵画のできあがり――程度のものが予想されたからだ。

   だが、再生数200万(ミラーも含めると600万以上)を数える「Elephant Painting」は、たしかに「Unbelievable! 」(動画コメントより)であった。

   深い森を背景に、キャンバスがかかるイーゼルに向かうのはゾウ画伯(仮称)。その鼻には絵筆がしっかりと握られている。力強いタッチで、画伯はゾウの鼻と4本の足を描いていく。姿は見えないが、周囲にいるらしい見物客から「オウ・マイ・ゴッド(ゴッシュ)」と驚く声があがった。

   ゾウ画伯は真剣な面持ちで、黙々と制作を続ける。筆遣いには、まるで書道の達人といった趣すらある。そして約10分間後、完成した自画像は見事としか言いようがない。目・耳・尻尾もちゃんと描いている。おまけに鼻先には花まで描く余裕を見せた。見物客からは拍手がわいた。

   動画投稿者の紹介によると、ゾウ画伯は、かつてビルマ(ミャンマー)で虐待を受けていたところを保護された過去があるそうだ。しかし、絵を描くようになった経緯、また隣に監視員がいなくても絵を描くかどうかなどは明らかではない。

文   OP・コンチーネ
姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中