2018年 7月 18日 (水)

「外交的配慮」の皮が包み込む毒ギョーザ

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   <テレビウォッチ>中国製冷凍ギョーザ問題が再び表面化した。今度は、天洋食品が回収した製品が再出荷され、それを食べた中国人がメタミドホス中毒に陥ったという形で。

犯人は?

   このことは7月に行われた洞爺湖サミット直前に中国外務省から日本大使館へ伝えられたらしいが、日本政府は公表しなかった。番組は、きのう(8月6日)になっても福田首相は、「どういう状況か申し上げるわけにはいかない」と多くを語らなかった、と報じた。

   一連の流れについて加々美光行(国際中国学センター前所長)は、「(中国側が伝えてきたのは)日中関係の良い状況を悪化させることがないように配慮があったと思う。日本が公開しなかったのは中国側からの要請があったのではないか。現状ではオリンピックのテロ警戒のために警察、公安が総動員をかけられているから、本格的な捜査はオリンピック後でないとできないということで」と推測する。

   回収ギョーザが出荷された事情を、天洋食品工場前で取材中の日本テレビ記者(先日、中国武装警察に暴行を受けた記者)は「実質的に省の政府が運営する工場なので、政府関係者が買い上げて配るとか、売ったりすることはなくはない」と話す。

   加藤浩次が「毒物をまぜた犯人は天洋食品にいる?」と尋ねると、記者は「元従業員の話では、公安は、工場内部による人為的なものだろうということで捜査しているようだ」と答えた。

   テリー伊藤は「(中国での)中毒は6月中旬に起こっているのに犯人がまだ見つかっていない。公安は犯人を突き止める調査をしていないのではないか」と怒る。中国国内では中毒事件があったこと自体、報道されていないともいわれる。

   わが政府のスッキリしない対応ぶりには落胆を感ずる。

文   アレマ | 似顔絵 池田マコト
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