北朝鮮は「動く」のか 「将軍様」式典欠席の意味

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   <テレビウォッチ>きのう(9月9日)行われた北朝鮮建国60周年の記念式典に、金正日総書記の姿がなかった。パレードやマスゲームも従来に較べると地味なものだった、というので、スパモニが珍しく国際ニュースをトップにもってきた。

赤江:国内の事情は…

   金総書記の動静が伝えられたのは8月14日が最後。朝鮮中央テレビが、軍施設を視察したと伝えたのだが、流れたのはスチル写真だけ。今月6日には、韓国の朝鮮日報が、「先々週、中国から5人の医師が北朝鮮に入ったが、まだ帰国していない」と伝え、様々な憶測を呼んだ。

   朝鮮日報は続いて、中国消息筋の話として、「先月22日に倒れた」。また、APやCNNも、「米政府情報で、金氏が病に倒れたと信ずる理由がある」などと報じたが、米政府は「あの国は情報がわからない」とあえて言及を避けるなど、どうもただごとでない。

   李英和・関西大学教授は、「22日説」を断言したうえで、「いま駐韓米軍は偵察機を飛ばしているが、これは金氏の健康異変から予想されるクーデターや指揮系統の混乱を警戒しているからだ」という(VTR)。

   「金氏はすでに死んでいる」という見解の重村智計・早大教授は電話で、「今回倒れたのは影武者だろうが、重病は間違いない」「アメリカの情報機関が、バックグラウンドブリーフィングで流し始めている。中国情報だろう」という。

   鳥越俊太郎の「6者協議の核の問題でも、拉致の再調査でも後戻りしている」という問いに、同教授は「関係あると思う。重大な決断が下せないで、担当者が右往左往している」「拉致の調査の約束も、日本からの援助を期待してのものだから」という。

   赤江珠緒が、「国内の事情は厳しいんですか?」

   重村教授は「経済状態は非常に悪い。食糧が足らない。外貨がないから油も買えない」

   かつて、先代の金日成国家主席の死亡説がしきりに流れたことがあった。が、本当に死んだときは突然だった。こうした情報の出方は、旧ソ連、中国など社会主義国はどこでもそうだったが、民主化と情報革命で過去のものになった。

   いま残るのは北朝鮮だけ。そんな国が21世紀まで存続していること自体が、SF的だ。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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