2018年 7月 19日 (木)

筑紫哲也と鳥越俊太郎 「往復レター」の中身

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   <テレビウォッチ>オープニングは筑紫哲也キャスター追悼。番組は、その足跡を振り返りながら、新聞記者、週刊誌編集長、テレビと、筑紫キャスターと同じ道を歩む「5才下の後輩」という鳥越俊太郎が、氏が亡くなるほぼ2か月前に氏と交わした『往復レター』に時間を割いた。

文句はない

   テーマは、これも2人がともに罹患した「がん」、そして政治。「がん」だけは先輩である鳥越に、「私たちの国のがんに対する闘いの中で何が最も足りない、あるいは誤っていると思いますか」と尋ねる「後輩」筑紫キャスター。鳥越は「一患者に過ぎない私には手に負えない問題提起です」としながらも、「私の場合、がん治療について文句はない」と返信する。「強運の先輩に見えます」と羨ましがる後輩は、「去りゆく指導者」に関してこう論評する。

   「福田氏の最大の罪状は何か――ひとことでいえば、日本国総理大臣の地位を貶めたことです。こんなにも広く有権者の間から総理大臣の値打ちが下落した時代はないと思います。民主主義も資本主義も『命綱』は信頼。その要が揺らぎ収縮する怖い時代にわれわれは入ろうとしているのではないでしょうか」

   これが鳥越に送られた『ラストレター』だそうだ。

文   アレマ | 似顔絵 池田マコト
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