2018年 7月 21日 (土)

金正日死去でも「拉致問題」進展難しい?北朝鮮譲らない「解決済み」の壁

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   北朝鮮の金正日総書記の訃報関連で、司会の加藤浩次が拉致問題の今後について「何かここで新展開をという気持ちですが…」と取り上げた。

   といって、今すぐに期待するのは無理のようだ。最大の問題は拉致問題は北朝鮮が「解決済み」としていることである。その理由を重村智計(早稲田大教授)は「根拠がある」と次のように言う。

日本側の最初の要求が間違っていた

   重村教授「日本側が全員返せと要求しなかったこと、主権侵害だとも言わなかったことです。何を要求したかというと、『拉致被害者の安否情報を教えてくれ』だった。
   北朝鮮は日本が要求した通り『5人生存、8人死亡の安否情報を教えた。だから問題は解決した』というわけなのです。根拠はあるわけで、日本がもう1度解決を求めるには、今からでも遅くはないので主権侵害をはっきり言うべきです。そうすれば国際法上の元の状態に戻る。
   同時に、亡くなったことで拉致問題は金総書記の責任、当時の工作機関がやったことという形で、食糧難など経済状態が厳しいなか、外交のやり方次第では新たな展開が可能になってくる」

カネ提示しないと無理

   今さら主権侵害を主張して効果があるとも思えないし、世襲国家で息子が父親のやったことに異を唱えることなどあり得るのかはなはだ疑問だ。キャスターのテリー伊藤が声を荒げて言う。

「何兆円欲しいと思うのか、いくらお金を払うか、それを提示しなければムリですよ。向こうは戦争が終わっていない。精神状態は太平洋戦争のまま。日本から見れば拉致だが、北朝鮮は『拉致したのはあんたたちのほうが先』と言っている。あんたたちが悪いんだばかりを言っていたら、絶対に返してくれ ない。妥協点がないと…」

   戦前・戦中のことを持ちだされると日本は返す言葉に詰まる。テリーの言うことが最も近道なのかも。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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