2024年 4月 27日 (土)

さてどうする!「反対・欠席」与党議員処分―参院採決まで先送り?

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   言うことを聞かない息子を勘当できない親、それをいいことにますますつけ上がるドラ息子。そんな漫画さえ浮かんでくるのが今の民主党ではないか。消費税増税関連法案の衆院での採決をめぐり、党執行部は造反議員の処分の方針を決めかねている。

これまでは「反対しても党員資格停止」どまり

   きのう25日(2012年6月)に開かれた民主党の臨時代議士会を取材していたリポーターの所太郎が報告する。法案に賛成を求める野田佳彦首相の最後の説得だ。「9分近い演説でした。ご支援ご賛同賜りますよう、心から、心から、心から、お願い申し上げますと声を絞っていました。『心から』の3回連呼は廊下にも聞こえました」

   なにしろ、「政治生命を賭ける」と訴え続け、やっとのことで自民、公明党の「3党合意」にもこぎつけた法案だ。力が入るのは無理もない。だが、小沢一郎元代表グループを中心とする法案反対の声が収まることはなかった。

   衆院採決で造反した議員に民主党はどのような処分で臨むのか。国会記者会館からテレビ朝日政治部の山崎陽弘が解説する。「民主党の処分には(1)除籍(2)離党勧告(3)党員資格停止とありますが、これまで法案に反対票を投じても(3)の党員資格停止で済ませてきました。輿石東幹事長は党を割らないことを優先し、議員の出処進退は自分で判断すべきだといっており、厳しい処分は見送る方針です」

   司会の羽鳥慎一「そうすると、反対する人が多くなるんじゃないですか」

   山崎「まさにその通りで、賛成派からは厳しい処分にすべきとの怒りに近い声も上がっています。厳しい処分を見送れば党の分裂は避けられますが、党内に大きなしこりを残すことになります」

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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