2020年 12月 1日 (火)

『息もできない夏』
武井咲「演技力ある吉永小百合」無理ありすぎの設定もったいない

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   9月になって、夏もようやく立ち去る気配を見せ始めた。心配だった関西の電力状況も、原発の再稼働なしでも十分乗り切れることが証明される結果となり、ホッと一息。

   で、「息もできない夏」に苦しんでいるこのドラマのヒロイン・谷崎玲(武井咲)は、いつになったら息ができるようになるのだろうか。パティシエールをめざし、ケーキ店のアルバイトとして元気よく働く18歳の玲を演じる武井咲はまさにシュン。生き生きとして本当に美しい。ふと、「第2の吉永小百合」になれるのではないかと思った。しかも吉永小百合より演技力がある。

DV男の要潤は爽やかさだし、江口洋介の贖罪も説得力イマイチ

   玲は自分が戸籍を持たない「無戸籍児」であることを知る。戸籍がないと正社員になれない。それどころか、運転免許もとれないし、健康保険にも入れない。ふつうの日本人なら当たり前のことが、何もできないのだ。

   なぜこうなったかというと、いわゆる300日問題である。、離婚後300日以内に出生した子は前夫の子とみなすという法律のせいだ。玲の母・葉子(木村佳乃)はDV男だった前夫(要潤)から逃れ、玲の父・谷崎と再婚したのだった。谷崎との婚姻届を出すにあたり、前夫との離婚が成立していなかったことを知る。それで生まれた子が前夫の籍に入ることを避け、出生届を出さなかったのだ。その夫も早く亡くなり、シングルマザーとして玲と妹を育ててきた。

   無戸籍には大変な事情があるということはわかるが、同じ境遇の草野広太(中村蒼)の言うように、やっぱり子供の立場からすれば「親が無責任」だと思うのは当然か。玲の生物学的な父親はどうも前夫のようだし、子供としては母に「何なんだ!」と言いたいよね。

   母親役の木村佳乃は、真面目だがオドオドしたDV男につけいられやすいタイプの女を好演している。ただ、前夫役の要潤は爽やかすぎてそんな悪質な男には見えない。

   また、区役所の臨時職員として相談に乗るうち、玲と心を通わせていく元新聞記者・樹山(江口洋介)と玲との関係はどうなっていくのだろうか。ラブロマンス方向に行くらしいのだが、ちょっと無理を感じる。それに、樹山と同居している母子は何なのか。記者時代に彼女らを傷つけた贖罪のためらしいが、その設定に説得力があるのかなあ。息をつめて夏の終わりを待つしかない。(フジテレビ系火曜日よる9時)

(カモノ・ハシ)

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