2024年 4月 26日 (金)

やっぱり「お友達内閣」安倍新政権の閣僚!石破タナ上げ、麻生財務、櫻井よしこ拉致担当…

   今週も大ネタはない。選挙疲れとでもいうのか、やや低調である。「週刊文春」は一足早く安倍内閣の組閣情報をやっている。人事のポイントは石破茂幹事長の処遇だという。

   選挙に勝ったら留任するのが普通だが、安倍はすきま風が吹く石破ではなく、菅義偉幹事長代行をもってきたいらしい。石破も次の参議院選挙で負ければ責任を問われる幹事長ではなく、外務や財務を狙っているというから、両者の利害は一致するようだ。デフレ脱却を掲げる安倍は財務を掌握したいので、仲のいい麻生太郎元首相というのもあるという。

   組閣の目玉は、国防軍への名称変更でも一致している櫻井よしこを拉致担当大臣にというものだ。いっそのこと防衛大臣にでも起用したらどうかな。わかりやすいが怖いね~。安倍の外交ブレーンである谷内正太郎元外務事務次官を補佐官で起用するのではという見方もあるそうだ。

   どちらにしても、また「お友達内閣」の復活になることは間違いないようだ。

読売新聞「大震災報道の総指揮官」が入水自殺に追い込まれた仙台の女

   「週刊ポスト」の「読売新聞幹部(54)が交際女性の目の前で『飛び込み自殺』するまで」という記事が気になる。清武英利元読売巨人軍取締役球団代表が渡辺恒雄主筆に刃向かって叛乱を起こした「清武の乱」以来、週刊文春で書かれた渡辺主筆の『不法』な運転免許の更新(読売側は否定している)など、読売の不祥事が次々に表に出てきている。

   ポストによれば、11月30日(2012年)21時20分頃に、読売新聞東北総局長のAが仙台市の広瀬川の左岸高台にある西公園から川へ飛び込んだという。警察は自殺と見ているようだ。このA総局長は単身赴任だったが、東日本大震災報道の総指揮役で、読売も大きな期待をかけていたという。着実に仕事をこなすタイプで、それまでは浮いた噂などなかったというのだが、2、3か月ほど前から20~30代の若い女性と半同棲しているという噂が出ていた。女性は仙台の繁華街の飲食店に勤務しているようで、Aとはそこで知り合ったそうである。だが、このところ激しい喧嘩をするようになり、近隣住人の証言では3日に1度は起きていたという。Aはその女性が一緒にいるとき、彼女の目の前で飛び込んだという。

   仙台は単身赴任の多い街で、こうした愛憎のもつれによる悲劇が起こることもときどきあるようだ。大メディアの人間といえども生身の人間だから、年の差を超えた恋愛感情をもつことはあるだろう。気になるのは、読売新聞という大新聞が揺れているなかで、こうしたことが起きたことである。私の亡くなった父親が長年禄を食み、愛した読売が少しずつ土台から崩れつつあるのではないか。この記事を読んで、その感を強くした。


元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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