2018年 8月 15日 (水)

市議20人のうち15人逮捕!リンゴ畑で金配った「津軽選挙」はなんでもあり

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   きょう18日(2014年18日)の「LIFEキーワード」は津軽選挙だ。昔から金が乱れ飛ぶことで有名な風土だが、日本は大なり小なりそんなところがある。公選法がやたら「べからず」なのもそのためだ。しかし、あらためて実態をみると、口あんぐりである。

これまでも選挙のたびに大量検挙

   今年(2014年)1月に行われた青森・平川市の市長選で、落選した前市長と現職市議15人が選挙違反容疑で逮捕された。市議会の定数は20で、4人に3人がかかわっていたのだ。前市長が市議に数十万円を配って票のとりまとめを頼んだという。これまでの選挙でも逮捕者だらけだった。

1998年7月の参院選で検挙125人、逮捕16人
2007年4月の統一地方選で書類送検26人、逮捕12人
2009年4月の東北町長選で前町長が6人に現金を渡して有罪
2011年4月の統一地方選で村議当選者3人を含む22人が逮捕

   地元テレビの記者は津軽選挙は買収・供応だけでなく、何でもありなのだという。75年の旧中里町長選では開票所に運動員が乱入して投票用紙を破る事件があった。開票中に停電させ、立会人が対立候補の票を食べちゃったとか。70年代の青森では不在者の替え玉投票。名簿を元に票を売買するブローカーがいたりする。かつては貧しい土地だったため金権選挙が入り込みやすいということもあるという。

対立候補に2000万円渡して出馬辞退させて無投票当選

   1月の平川市長選では金の授受はリンゴ畑で行われた。過去には候補者がおにぎりを配ったが、具は現金だったり、贈られた座布団の中から現金が出てきたこともある。市議20人が1人100万円ずつ出して、計2000万円を新人候補に渡して立候補を辞退させて無投票なんてこともあった。地元記者は「100万円払っても選挙をするより安いという感覚なんでしょうか」という。

   兵庫県の号泣県議や神奈川県の違法ドラッグ県議など、地方議員の不祥事が続く。元三重県知事で早大大学院の北川正恭教授は「不祥事は以前からあったんです。注目されるのは地方分権がすすんだから。いまはウミを出している状況です」という。

   「NPO法人ドットジェイピー」の佐藤大吾理事長は「市議会の当選率は全国平均で1.21倍と低いんです。議員定数を減らして競争率を上げれば、まともで優秀な人材も来るはずなんです」というのだが…。

   しかし、これは地方選挙だからというわけではあるまい。地方選挙の仕組みがそっくりそのまま国政選挙を支えている。安倍首相をはじめ、あの人もあの人も、みんなこの風土から出ているのだ。

文   ヤンヤン
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