2024年 4月 19日 (金)

ハセキョンに大目に見てもらえそうもない夫・新藤晴一「札幌すすきの7年目の怪しい夜」

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   編集長が替わると誌面が変わるという典型的な例が、今週の『フライデー』である。奥編集長から秋吉敦司編集長に交代した。秋吉編集長は2度目の登板である。

   新聞広告の右トップは「成海璃子『年下新恋人にメロメロ』表参道デート撮った!」と「『妻・長谷川京子』も知らないポルノグラフィティ新藤晴一浮気現場」のツートップである。これまではフライデーらしくない政治ものが右トップにきていたが、私にはこのほうがフライデーらしくていいと思う。

   残念なのは、私がこの2人についてほとんど知らないことだ。女優の成海璃子(23)は<「7歳で子役デビューして以来、大河ドラマ『平清盛』をはじめ、数々の作品に出演。アーティスト志向が強い彼女は映画への造詣も深く、近年では映画や舞台を中心に活躍しています」(テレビ局関係者)>という子らしい。<しかし、この日彼女から滲み出ていたのは女優の風格よりも、恋する乙女の初々しさだった>とフライデーは書いている。

   彼女の隣にぴったり寄りそう長身&小顔のイケメンは、モデルのクロウド・モーガン(20)だという。イギリス人の父と日本人の母をもつハーフで、『メンズノンノ』をはじめとする男性ファッション誌で活躍中で、ユニクロや伊勢丹などの広告モデルも務めていると、ファッション誌関係者が語っている。

   男は、弾んだ表情で店を出てきた彼女の頭を、子犬をあやすかのようにポンポンなでたそうである。買い物を済ませた2人は、彼女の暮らす高級マンションへそろって入っていったそうである。目出度し目出度し。

   お次は北の歓楽街、札幌・すすきのが舞台。ロックバンド「ポルノグラフィティ」のギター奏者新藤晴一(41)の浮気現場を撮ったというのである。深夜0時半過ぎ、仕事関係者らとすすきの駅から程近い老舗のバーに現れた新藤は、女優の小西真奈美に似た長身美女と待ち合わせしていたようで、彼女が現れると少し話した後、2人だけでタクシーに乗り込み、すすきののネオンきらめく夜の街へと消えていったというのである。

   こちらは目出度し目出度しとはならない。彼は08年に女優の長谷川京子(37)と結婚しているのだから。<「できちゃった婚で、12年にも第二子をもうけ、家庭は円満のようだ」>とテレビ局関係者が話している。新藤は長谷川に「7年目の浮気ぐらい大目に見てよ」というつもりなのだろうか。

   もう1本サービス。20代半ばの美人女子アナが上司とのダブル不倫で訴えられたという話である。12月中旬(2015年)、札幌地方裁判所で前代未聞の裁判の第1回口頭弁論が行われるそうだ。訴状によると、被告は20代半ばの女性フリーアナウンサーで、大学在学中からモデルとして活動していて、数年前に北海道のテレビ局に入社した。局アナとして同局の人気番組を担当していた。

   彼女が局アナとして活躍していた14年秋頃から上司との不倫関係が始まったそうだ。女性アナを訴えたのは件の上司の妻だったAさん。彼女がこういっている。<「回答書には、結婚が破綻した原因が私の言動にあると書かれていました。まったくの事実無根です。いつどこで、私が何と言ったことが破綻につながったのか、裁判で具体的に明示していただきたいと思っています」>

   Aさんの夫B氏は担当した番組の多くに、この女性アナを起用して、女性アナを寵愛していたといわれていたようだ。フライデーは、これが事実ならば編成マンと局アナの番組私物化、職権濫用が横行していたことになると憤る。

   さらにAさんを驚かせたのは、女性アナが昨年に結婚していたという「事実」だった。すなわち、2人は「不倫」から「ダブル不倫」という関係になったのである。女性アナはその後、解決金として100万円の支払いを提案してきたそうだ。「ご連絡」書面によると、「法的責任はないものの、貴殿に誤解を与える行為に及んだことに対して大変反省しており、謝罪の意味を込めて提示」したとしている。

   だが、Aさんはこの提案を拒否して、裁判所を舞台に「前代未聞の女の戦い」が始まるそうだ。Aさんが訴えれば、夫Bにも慰謝料請求ができるはずである。女を怒らせたらどれだけ怖いか、私もゾッとしてきた。

エキストラバージンオイルほとんどまがい物?表示偽装でイタリア警察捜査

   私は朝食で軽くトーストしたフランスパンにエキストラ・バージン・オリーブオイル(以下EVOO)をかけて食べるのが好きである。それが、週刊文春によれば、オリーブオイルの中でも最高品質のEVOOが偽装されていると、11月中旬(2015年)にイタリアの大手メディアが報道したというのである。

   報道によると、14年はオリーブが不作で質量ともに例年とは比較にならない状態だった。ところが、なぜかEVOOの流通量に変化がなかったため、不審に思ったオイル専門誌が品質を独自調査したところ、普通のオリーブオイルをEVOOと偽装していたことが判明したのだ。

   現在、食品メーカーなど約10社に対して警察の捜査が始まっているそうだ。偽装オイルからは本来の香りとは程遠い発酵臭やカビ、汚泥のような風味が立ち上るというのである。

   こうしたことは4年前に、ジャーナリストのトム・ミューラー氏が著書『エキストラバージンの嘘と真実』(日経BP社)で、次のように指摘していたという。<「世界に流通しているEVOOは生産段階で偽装されたものが大半だ。ディフェット(欠陥品)が堂々と売られている事を放置するのか」>

   イタリアで起きている偽装問題は日本人にとっても対岸の火事ではない。<「今日本で売られている輸入ブランドEVOOの大半は欠陥オイルです。ミューラーさんが著書で指摘したような偽装を施したオイルに加え、もっと単純な、例えば地面に落ちてカビが生え、腐ったオリーブから搾油した酷いオイルなども珍しくないのです。

   特に三、四年貯蔵された古いオイルを使っている場合は健康へのリスクが高い。オイルが劣化、酸化しているため、下痢になったり、人によっては嘔吐する場合さえあります」「オリーブオイルは植物油脂として他に類がないほど天然にオレイン酸を多く含んでいます。オレイン酸は人体の老化に繋がる酸化に対して強い効果を発揮します」((日本オリーブオイルソムリエ協会理事長の多田俊哉氏)

   そうしたこともあって、日本ではオリーブオイルは健康食品としての認知度が高く消費量も年々増えているという。多田氏に同行してもらって週刊文春が有名百貨店などで60本以上のEVOOを見たが、「これは本物」とお墨付きを得たのはわずか1本だけだったそうだ。ミューラー氏がこういう。<「良い品質のオリーブオイルを見極めるには、正しい知識を身に付けなければなりません。知識を持った人が増えれば安心してオリーブオイルが買える社会を実現できるでしょう」>

   そうはいっても、有名百貨店でさえ60分の1しか本物がないとすれば、良質のオリーブオイルを見極める目を持つことはいいワインを選ぶよりも難しそうである。週刊文春に出ている本物のEVOOの通販をしている「74カボット」(世田谷区)から取り寄せてみようか。

「ノーベル賞」賞金は非課税!湯川秀樹受賞で旧大蔵省が例外規定

   ノーベル賞の授賞式も滞りなく終わったようだが、『週刊新潮』は意外に日本人が知らないノーベル賞の「トリビア」について書いてくれている。賞金額は800万スウェーデン・クローナで、単独受賞なら約1億1500万円。今回は共同受賞者がいることから分割され、大村智北里大学名誉教授(80)が2800万円、梶田隆章東京大宇宙線研究所長(56)は5600万円ほどを手にするそうだ。

   振り込むか小切手で支払われるこの賞金が、日本で非課税となったきっかけは49年、日本人として初受賞した湯川秀樹博士にさかのぼるそうである。物理学賞の博士が受けたのは約3万ドル(現在の8000万円に相当)だったという。戦後生きることなど思いもしなかった世代にとって、「湯川受賞」は美談そのものだったから、当時、その賞金に課税するのはいかがなものかという議論が起こったそうだ。「それを受け、所得税法が改正されたのです」(財務省主税局)

   その結果として、翌50年、ノーベル基金からノーベル賞として交付される金品は非課税となった。その金品は財団の基金から出るのだが、現在550億円ほどのおカネを国内外の株式やヘッジファンドなどに投下し、通年で「3・5%以上の運用益」を目標にしているという。

   ノーベル賞の中でも「経済学賞」だけはノーベル基金から金品が公布されない賞である。この賞はスウェーデン銀行が創立300周年を記念して、経済学賞を作りたいと財団に申し入れた。それが1968年のことだという。<「当初、財団はノーベルの遺志に反すると撥ねつけていたものの、最後は折れた。賞の正式名称は『アルフレッド・ノーベル記念スウェーデン銀行経済学賞』と冗長で、それに、賞金を支払うのも銀行なのです」(北尾利夫氏)>

   「経済学賞はノーベル基金から支払われないため、課税の対象となります」(国税庁)というから、やはり税務署は厳しいものである。

ミシュラン・ラーメン「Japanese Soba Noodle 蔦」週刊文春記者食べてみた!本当においしかったの?

   最後にラーメンのお話。東京・巣鴨にある「Japanese Soba Noodle 蔦」は12年にオープンした。今年12月1日に発表された「ミシュランガイド東京2016」で、世界で初めて一つ星に選ばれたラーメン店である。

   発表されて、普段から2時間待ちは当たり前の行列が増えに増えて、急遽整理券を配る事態となったという。週刊文春の記者氏も初日はダメで、2日目は朝7時過ぎに並んだ。すでに10番目だが、見事に整理券をゲット。開店の11時まで4時間ちかく時間をつぶしてようよう入店した。

   頼んだのは「焼豚醤油そば」(1150円)。<透明感のあるスープに鶏のチャーシューやネギが整然と盛り付けられ、見た目にも美しい。スープの隠し味のトリフが香る。ミシュランによればメンマは赤いワインで味付けしているという>(週刊文春)

   スープを1口、続いて4種類の小麦粉をブレンドしたという麺を啜る。<その味は・・・うーん、記者のツタない筆の及ばざるところ。誠に麺目ないが、ご自身の舌でご賞味あれ>(同)

   値段はまあまあだが、トリフの香りと赤ワインで味付けしたメンマ? こちとらやっぱり東京の昔ながらの醤油ラーメンのほうがいいね。でも1度だけ食べてみたいね。


元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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