2018年 8月 21日 (火)

共感呼ばないヒロイン 固定観念でつくられたラブコメにうんざり
〈ボク、運命の人です 第1回~第10回〉(日本テレビ)

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   正木誠(亀梨和也)は美味しい水を作り出す装置を売っている会社のサラリーマン、湖月晴子(木村文乃)は壁一つ隔てたマーケティングコンサルタント会社のOL。誠も晴子も恋愛不成就者で、そこにある日、誠の部屋に「お告げマン」の「神」と名乗る男(山下智久)が現れて、2人は出会うべき人で、5歳の時から色々な場面で、それとは気づかず遭遇していた「運命の人」だったと教える。
   小さい時は砂遊び、高校時代は野球の試合、あるいは試験会場で鉛筆の貸し借りなど、あちこちでニアミスばかりをしていた。「神」の男はみんな知っているが、誠は言われて初めて思い出す。
   亀梨と山下のやり取りはテンポがいいが、晴子は万事にブスッとしていて、可愛くないし共感も呼ばない。友人の四谷三恵(菜々緒)がペラペラ焚きつける女子トークが、いかにもな常識話で、苦し紛れにネットや雑誌から「今時のOLとは」とアイデアを貰った机の上ででっちあげた会話に思えて白ける。菜々緒もトウがたった。
   近所の娘が晴子より年下なのにもう結婚するらしいといって、焦りまくる晴子の両親(杉本哲太、石野真子)の描き方も、この忙しいのにハラハラと娘を心配していて、リアリティなし。今の中年はそれぞれがやりたいことをやっていて、年を取ったOLの娘の結婚話なんかに神経が回らないって。ラブコメというと作り手の中にはある種の固定観念があるらしい。もういい加減で違うものを見たい。
(放送2017年6月17日22時~)

(黄蘭)

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