前川・前文科次官の泰然自若ぶりとボス庇う政権側の暗さが好対照
〈衆議院・閉会中審査『加計学園』問題質疑〉(NHK総合)
〈参議院・閉会中審査『加計学園』問題質疑〉(同)

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   質疑の内容は翌日の新聞や情報番組に嫌というほど出ているのでここでは書かない。筆者の8時間弱視聴しての独断的感想である。
   第1に質問した民進党の議員や他の野党の議員たちが、口角泡を飛ばし、声を張り上げて発言していたのに対し、答える側の人間、特に山本地方創生大臣や萩生田官房副長官や義家副文部科学大臣やサブの官僚たちは、みんな下を向いて暗い顔で書類を読んでいた。ソラで答えている人はいない。言い間違いが怖いのか、あるいは記憶力が足りないのか。加えて、出ましたっ。ロッキード事件の時のように、萩生田官房副長官が「記憶にございません」のセリフ。
   これに対するに、前川・前文部科学省事務次官だけは、何も見ないでソラで悠々と答えている。手ぶらで答弁台の前に進み出てきて、時々左右に顔の向きを変えながら、淀みなく答える。日付についてもメモもない。衆議院でも参議院でも態度は同じ、泰然自若である。言葉遣いも丁寧で激高することもなかった。役者である。
   自民党議員によって、何とか前川氏が信用ならない人物と印象付けようとする意図が見え隠れしたが、これは茶番である。テレビカメラというものは、口で糊塗しても、映った人物の本質はクッキリと炙り出される恐ろしさがあるもの。7時間以上ぶれずに答えた前川氏を信用ならない嘘つきと感じた人間は1人もいまい。むしろ、よってたかってボスを庇う政権側の体質が炙り出されたと思う。
(放送 衆議院 2017年7月10日8時55分~ 参議院 同13時55分~)

(黄蘭)

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