2020年 1月 18日 (土)

国民が安倍首相に対して「バカヤロー解散」 週刊ポストがスクープした火事場泥棒のような解散劇

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加計学園問題は贈収賄事件に発展する可能性も

   森友・加計学園問題で下がった支持率が、内閣改造以来少し上向いているからだと、いい加減な根拠を上げる評論家もいる。

   支持率が少し上向いた理由は簡単だ。国会を閉会して3か月以上、野党の国会開会要求にも応えず、逃げ回っていたからである。

   しかも加計学園問題追及のために開かれた7月24日の閉会中審査で、大串博志民進党議員の質疑に対して「(加計学園のことは)申請が正式に認められた国家戦略特区の諮問会議、2017年1月20日に初めて知った」と致命的な失言をしてしまったのである。

   そのうえ、腹心の友の加計孝太郎理事長とは16年中にも何度かゴルフや食事をして、おごられたりおごったりしていたと「白状」したのである。

   コメンテーターの中には、加計学園問題は犯罪ではないのだから、そこまで首相を追い詰める必要はないというバカな輩もいる。

   一国の宰相が、一私大のために便宜供与したという重大な疑惑があるのだ。しかも安倍は、「森友や加計学園問題にもし、私や妻が関わっていたら辞職する」とまでいい切っている。

   この問題でこれ以上追及されれば、安倍は総理の座も危うい、そう考えたに違いない。

   そうでなくては、3か月以上の政治空白の末、なおも2か月近く国会を開かず、有権者への"丁寧な説明"もしないまま突然解散する道理がない。

   8月29日にビジネス情報誌『エルネオス』で、自由党の森ゆうこと対談した。森は「加計さんは、複数のマスコミに対して、安倍さんには一億使ったと豪語していたそうです。そうなると贈収賄事件にまで発展する可能性があります」と私に語った。

   メディアは、野党の足並みがそろわない、自民党に代わる受け皿がない、したがって安倍自民は負けようがないと無責任に報じているが、私はそうは思わない。

   森友・加計学園問題もある、稲田朋美の防衛相辞任の追及もうやむや、アベノミクスも失敗、戦争のできる国にしてしまった以外に安倍は何をしたのか。

   特に、年金、医療、介護費の引き上げで「下流老人」や「破産老人」が増えている。高齢者の怒りが爆発寸前である。

   安倍自民だけは心から嫌だ。投票する理由はそれだけでいい。

   今度の解散を名付ければ「バカヤロー解散」である。だが、吉田茂の時とは真逆である。今回は安倍首相に国民が「バカヤロー」と大声を上げる選挙なのだ。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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