日中国交回復 水面下の交渉を託された一人の男の姿
2017年09月22日06時00分
1972年、田中角栄政権の下で実現した日中国交回復。実はその1年前、佐藤栄作総理によって密使が香港に送り込まれ、極秘の交渉が進んでいたことが分かった。
密使の名は、江鬮真比古(えぐち・まひこ)。佐藤総理は『佐藤栄作日記』に、江鬮に中国との交渉を託したことを記しているが、その詳細は分かっていなかった。今回、当時の総理秘書官が、江鬮との唯一の連絡役を佐藤から命じられていたことを初めて証言。江鬮のもたらす情報により、佐藤は周恩来に親書を送り、国交正常化へ向け北京を訪問したいと伝えていたことが明らかに。
密使・江鬮は、香港でどのような人物と交渉したのか。中国はどこまで日本に歩み寄っていたのか。知られざる「極秘交渉」に迫る。
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