2024年 4月 26日 (金)

「緑のたぬき」の悪い評判ばかり 安倍政権の是非より希望・小池代表の失速にフォーカス

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

希望の党のあきれた候補者たち

   候補者たちのポンコツぶり。東京2区から出馬している鳩山太郎(43)が、下品な下ネタを口走る理由を週刊新潮が聞いてみたら、「メシを食う時まで聖人君子だったら、選挙期間中、持たないですよ」と答えた。

   長野2区の下條みつ(61)は3代続けての政治家家系だが、元秘書にいわせると「下條は暴言、暴行議員の"走り"みたいな存在です」。件の秘書の顔面を殴って自分の指から出血したら、「おめーのせいで血が出ちまったじゃねーか!」とキレたという。

   東京7区の荒木章博(64)にはセクハラで訴えられ、和解金を払った過去があるという。これだけでも、そのポンコツぶりがわかろうというものである。

   一方の安倍首相は、希望の党の失墜で悠々かといえば、そうではないと週刊文春が報じている。

   一時は、ヤジや帰れコールに怯えて、街頭演説のスケジュールを非公開にする「ステルス作戦」をとっていたため、来るのは自民党支持者だけで、無党派層への広がりはなかった。

   それで安心して演説ができたかというとそうではないそうだ。ネットで「Aアラート」「国難来る」というハッシュタグが付いて拡散し、演説場所が漏れていたJR柏駅では、演説が始まるとすぐに「辞めろ」コールが始まり、「昭恵を出せ、加計孝太郎を出せ」との怒号が飛び交い、「小学校低学年ほどの男の子が、〈うそつきはどろぼうのはじまり〉という手作りのプラカードを掲げる姿も」(週刊文春)

   テレビの党首会談では、加計学園問題を追及され、顔をしかめるシーンもあったが、"お友だち"の見城徹幻冬舎社長が司会を務めるネットテレビでは、嫌な質問があるはずもなく、嬉しそうにしていたという。

   小池の希望の党がそれほど支持を集めないとすれば、先週の週刊文春の「全選挙区完全予測/自民74減、希望101」はともかく、今週の週刊現代の「自民が54議席減、希望の党84議席、立憲民主党40議席」で、安倍退陣というのがギリギリの線ではないだろうか。

   来週出る週刊誌が挙って安倍政権を根底から揺るがすような大スキャンダルを掘り起こしてくれることを期待しよう。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中