2024年 4月 27日 (土)

「天皇即位・新元号」2019年4月―朝日新聞スクープに菅官房長官「どうせ恥かくぞ」

   「大衆は威張っているフリをしているヤツが必要なんだ。そういうのが一人、二人いないと、息詰まっちゃう」

   生前の立川談志の言葉である。週刊文春で立川談春が師匠談志の思い出を語っている。<「一方で、本当の権力とはきっちり距離をとっていましたね。石原慎太郎さんのことは大好きで、『何が慎太郎だ、バカヤロー』とは言っても、田中角栄さんには絶対に近寄らなかった。『本当の権力をおちょくるとピエロは殺されるぞ』」(談春)>

   11月が来ると7回忌になる。弟さんの松岡由雄さんも亡くなって早1年が過ぎた。弟弟子の立川志らくが談志の後継者だと自分で吹聴しているが、それに対する批判であろう、こういっている。<「(談志は=筆者注)すごい人ですよ。談志の才能と器の大きさを継げてる奴は一人もいないんです」>

   談志は晩年、「落語には江戸の風が吹いてなきゃいけない」といっていた。それについて談春はいろいろ考えてきたという。<「徒弟制度を決して学校にするな、という教えは談志一門にとっては特に重い意味を持つ。

   これは何だといえば、世の経済理論や競争原理とは無縁のところに、落語の世界、"江戸の風が吹く"世界があって、落語家の強みは、まさに、そこにある。落語家ってバカだから、損得で動かないからね(笑)」>

   また談志十八番「芝浜」の季節がやってくる。

   週刊新潮で天皇の退位日が決定したが、美智子皇后が「ご懸念」なさっていると報じている。朝日新聞は10月20日付で「天皇陛下退位19年3月末、即位・新元号4月1日」とスクープした。

   菅官房長官などはオフレコで「誰が漏らしたのかなぁ。(朝日は)どうせ恥かくでしょう」と語っているそうだが、週刊新潮で安倍首相のブレーンである八木秀次麗澤大教授は、「朝日新聞の報道は結果として誤報にはならないと思います。天皇陛下は2019年1月7日予定の『昭和天皇三十年式年祭』をご自身で執り行いたい、そう強く望まれていると仄聞しています。

   同時に、そうなるならば、政府主催で『御在位三十周年式典』も催さなくてはならないという話も聞こえてきていますから」>と、朝日新聞の報道にお墨付きを与えている。

   そうなると、心配になるのが雅子妃の体調である。週刊新潮によると、皇后陛下と妃殿下では公務の量が7倍も違うという。皇后は年340件ほどで推移し、雅子妃は年50件程度だそうである。宮内庁関係者が「美智子皇后は雅子妃について会話の中で触れることがなくなりました。以前は、そのお振舞や自覚に対して苦言を呈される場面があったのですが、もはや口にされたくないのかなという風に察しています」と語っている。

   私は、一日も早い雅子妃の回復を祈っている。

島田紳助「芸能界に戻る必要感じない」「ゴルフと絵描いて楽しく生きてる」

   週刊文春で、暴力団員との交際疑惑で芸能界を引退した島田紳助(61)の「独白4時間」をやっている。今はまったく何もしていないそうで、家で筋トレをやっているそうだ。そのおかげか、ゴルフで、ドライバーの飛距離は250ヤード、ハンデは9になったという。<「僕は常々、老後に必要なのは『お金と仲間と筋肉』と言うてるんです。この三つがあれば幸せに生きられると思ってます」>

   私もその通りだとは思う。仲間と筋肉は自分の努力で何とかなる。時間もたっぷりある。しかし、カネは年取ればとるほどどうにもならん。

   一日中、家で絵を描いて過ごす日もあるそうだ。旅先へも必ずアクリル絵の具を持参する。「ICOCA」を持って電車にも乗るし、若い仲間と飲むときは割り勘にするそうだ。

   芸能界に戻る気はないのか? と聞かれ、<「別に、頑なに戻らないと決めているわけじゃないんですよ。今の生活が幸せで、その必要を感じていないだけなんです。いろんな人があったかく(復帰を)待っててくれるみたいで、それはとてもありがたい。価値がゼロの人間やとそんな噂も立たないでしょ。でも、さすがに吉本の社長も諦めたんとちゃいますか」>

   引退する最後の頃は「いっぱいいっぱいになっていて」、あの頃の精神状態に戻るのはちょっと無理だという。それに芸能界でやり残したことはないといい切る。<「芸能界を辞めて損したなと思うのは、綺麗な女の子との出会いがないことだけです(笑)」>

   ネットニュースで見た85歳のチアリーダーのおばあちゃんの言葉、「生きがいなんていらん。なくても楽しく生きられる」が眼から鱗だったそうだ。<「なるほどなあ、日々楽しかったら、それだけでええねんやって。人生あと三十年。世間を意識して生きてるんとちゃうし、僕の周りにはいつもおもしろい提案をしてくれるやつがたくさんいます。『生きがい』なんか求めず、体を鍛えて老いに抗いながら、これからも大切な家族や仲間たちと、楽しく愉快に生きていきますよ」>

   オレもこんなふうに生きてみたい。それにつけてもカネの欲しさよ、である。

   上方には、やはり50代で引退して、表舞台には一切出てこない上岡龍太郎という芸人がいる。マンガトリオにいた頃から好きだった。上岡は引退して、プロゴルファーになるとアメリカへ渡り、1年間プロについて修業をした。プロにはなれなかったが、今も週2、3回はゴルフをしているそうである。上岡が辞めた理由は、彼の親しい人間によると、「自分の芸が下手になったから」だという。

   大橋巨泉もセミリタイアしたのは、世界中でゴルフをやるためだった。私も月に1、2回はゴルフをやって老後を楽しみたいものだ。

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