白鵬「モンゴル・ジャージ」をなぜ着ていた? 旭鷲山が会長の組織が作ったもの

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   大相撲の冬巡業は昨日4日(2017年11月)、長崎県五島市で行われ、しょっきりなどで会場は大いに盛り上がっていた。日馬富士事件の余波とはいえ、巡業の映像が放送されることは珍しい。「モーニングショー」は、昨日白鵬が着ていた「MONNGOIAN TEAM」というジャージの素性を追った。実は意外なものだった。

   横綱白鵬が昨日、初めて日馬富士問題に言及した、と各メディアが報じた。なに、内容は日馬富士について、「どういうことばをかけていいか、見つからない」「言葉にならない」とか。「地域地域の人々に相撲のいいところを見せて」とか、たいした内容ではなかった。

   ただ、相撲ジャーナリストの大隈潔さんは、「2日目になって落ち着いた。表情が全然違った」という。

   それにしても、地方巡業にこんなにメディアが同行するのは珍しい。「普通は記者は1人か、若手の修行に1人か。行かない時もある」と大隈さん。それが、テレビも新聞もこぞって追いかける。まさに日馬富士事件だ。

   おかげで妙な映像も写る。一昨日(3日)大村市の会場で、白鵬が着ていたジャージもそれだった。昨日の放送で、玉川徹(テレビ朝日解説委員)が「なんだあれは」と引っかかった。ネットでも賛否が出た。「国別対抗戦なのか?」「相撲協会は注意しないのか」「服装くらいいいじゃないか」などなど。

   「モーニングショー」が調べると、稽古の後、シャワーを浴びて控え室へ戻る時だった。こういう時、力士は浴衣が普通。わざわざ巡業に持ってきていたということ。しかし、司会の羽鳥慎一は「横綱がいちいち荷造りの荷を点検するだろうか」と首をかしげる。

   このジャージは、背中に「MONGOLIAN TEAM」、胸に「モンゴル相撲連盟」というマークが入っている。「モンゴル相撲連盟」は、日本式相撲の普及を目指して旭鷲山が作った組織で、会長も旭鷲山。

   昨年(2016年)、第21回世界相撲選手権(日本式)がモンゴルで開かれた際、連盟が作ったジャージだった。白鵬もスポンサーになって応援した。そこで旭鷲山が白鵬に直に届けたのだという。モンゴルチームがこれを着ている写真がフェイスブックにあった。

   これで素性はわかった。問題はなぜ今、これを着たのかだ。

   大隈さんは「この時期だから、着たのではないのか。モンゴル勢の力を誇示したような印象を受ける」という。

   玉川は「ジャージなんて、考えて持って行ったとしか考えられない。いつも着ていれば別だが」といった。これも調べたところ、昨年10月ツイッターに白鵬がこれを着ている写真が載っていた。「こんないいものもらった」と。だが、鳥取では着ていなかった。

   玉川「こういうものは、一体感を強めるために作るもの」

   青木理(ジャーナリスト)「相撲道だとか品格だ伝統だ国技だ、というのと、格闘技だろ、という見方の違いなのか」

幕内ではモンゴルが最大の出身地

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   大隈さんは、現在の大相撲の内容を解説した。外国人35人中、22人がモンゴル人。幕内力士9人は出身地別では最大。2位の大阪は4人だ。今年のインターハイは、1位、2位がモンゴル人留学生だった。留学生受け入れ高校は鳥取城北以外にも増えており、入門を待っている。これが実情だと。

   大隈さんはさらに「来年初場所には、朝青龍の甥っ子がデビューする。これがよく似てる」という。

   玉川「国別でやったら?」

   大隈「日本は負けますよ」

   青木「大相撲が危機にあった時、支えたのは白鵬、日馬富士だった」

   玉川「実体としては外国人の方が強くても、相撲が好きだ。みんなじくじたる思いで相撲を見てる。そのモヤモヤがこの騒動に全部凝縮されてる」

   貴乃花のいう「相撲道」はわかるがと、見る方も複雑だ。相撲協会の対応もわかる。一部報道では、日馬富士は一両日中に書類送検されるという。事態が大きく変わる状況にはなさそうだ。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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