2018年 9月 21日 (金)

東山魁夷、ポーラ創業家「骨肉の相続争い」故人が言い残した、いや聞いてない

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    私は東山魁夷の「道」が好きだ。中央に緩やかな上り坂を1本描いただけのシンプルな構図。頂点でやや右に曲がりながら消えていく。丘の上が少し明るくなっているのは、東山にいわせると、「これから歩もうとする道という感じが強くなった」からだそうだ。

   「親と兄弟を早く亡くし、戦後までの十年間は苦しかったと思いますが、その懊悩が昇華した『残照』や『道』は、戦後の日本画の方向性を示しました」と美術史家の野地耕一郎は語った。

   今年は東山の生誕110周年にあたるそうだが、週刊文春によると、彼の遺産15億円を巡って骨肉の争いが起きているというのだ。東山は1999年に90歳で亡くなり、画家の名家出身のすみ夫人も16年に98歳で亡くなっている。相続争いは夫人の死後に起きた。

   東山夫妻には子供がいないため、法定相続人はすみ夫人の長弟、次弟、甥や姪など7人。下々のようにカネが目当てではない。甥の斎藤進(64)は、魁夷の死後、東山邸に住み込み、夫人の秘書役を務めてきた。斉藤は、夫人は東山の文化を後世に遺そうと考え、東山邸に「東山魁夷記念一般財団法人」を設立し、一人ひとりに3000万円ずつ渡して、著作権とコレクションは財団に入れるつもりだったという。

   夫人は脳梗塞で突然倒れ、遺言書を残していないが、財団設立についての反対は当時なかったという。だが、10年以上経って、長弟で日本画家の川崎鈴彦から配達証明が送られてきて、財団設立には反対、自宅は市川市に寄付し、預貯金(約7億円といわれる)は相続人で分割するといってきたというのである。

   優雅な相続人たちの優雅な争いではあるが、夫人が遺言書を残していれば起きなかったはずだ。

   もう一つのお家騒動が、ポーラ化粧品で知られるポーラ・オルビスHDで起きていると、週刊新潮が報じている。こちらはかなり生々しい。創業は1929年、静岡で鈴木忍が始めた。代々、鈴木家が社長を務めてきたが、2000年1月に甥にあたる郷史が社長に就いた。2代目の常司は会長になったが、2000年10月に自宅マンションから出火し、やけどを負って入院、1か月後に死亡してしまう。

   甥である郷史社長には直接の相続権はないが、入院中の常司会長から、持ち株はポーラの持っている財団に寄付し、残りは郷史が引き継ぐという趣旨の「死因贈与」を受けたと主張し、夫人の相続は無効だと、裁判を起こした。結局、郷史社長のいい分は最高裁で認められず、夫人は4分の3を相続した。この間、夫人の影響力を排除したい郷史社長と100件近い訴訟が繰り広げられたという。

   昨年12月30日に、HDの取締役や監査役に郷史社長の"不正を暴く"一斉メールが送信されたそうだ。それによると、会長が急逝した直後に、会長が所有するポーラ不動産株を郷史社長に1株1円で譲渡するという「株式譲渡契約書」を、会長が存命である2000年6月の取り引きと偽造したというのである。その後、ポーラはHDになり、10年暮れには東証1部に上場を果たしている。郷史社長が手にした不動産株を時価評価すると、<実に1943億円に相当する>(週刊新潮)というのだ。

   このことを告発しているのは、郷史社長の元側近で、HDのナンバー2も務めた人間であるから、話には信ぴょう性があるようだ。件の人間がなぜ告発したのかを、HDの幹部は「彼は『会社のために人に言えない行為をして秘めてきたのに、それが社長個人の権力の源になってしまった』と嘆いていました」と語っている。

   企業法務に詳しい高橋弘泰弁護士によると、これが事実なら有印私文書の偽造及び行使罪に問われるが、時効は5年。だが、不正に取得した株式が現社長が上場にあたって経営権を掌握する際の主要な原資になっているから、株主への責任は免れない。不正行為の損害賠償請求の除斥期間は20年だから、訴訟を起こされるおそれはあるとしている。

   シワ改善化粧品が好調で売上高は前期比11.8%増の約2443億円。優良企業の醜い争いである。シワを改善する前に社内を改善したほうがいいようだ。

歩行者ひき殺し!東京地検・元特捜部長「暴走運転」噂になってた認知症

   週刊文春がこの兆候が現れたら高齢者は運転を止めるべしという特集をやっている。免許証やキーをなくす。駐車場が分からなくなる。車庫入れでこする。会話しながらの運転が負担。当然の指摘である。それにしても高齢者の事故が多い。

   2月8日(2018年)に起きた東京地検元特捜部長、名古屋高検検事長を歴任した石川達紘弁護士(78)の東京・白金の死亡事故には驚いた。フライデーによると、午前7時過ぎ、知人の20代の女性(どんな関係なのか?)とゴルフに行くところだった。彼女がトランクにゴルフバッグを積むのを石川は運転席で待っていた。突然、車は発進して200メートルほど暴走し、金物店に突っ込み、歩道を歩いていた37歳の男性が巻き込まれ死亡した。ブレーキの痕がないそうだ。

   <「認知機能が低下した高齢者によくあるケースですが、本人はずっとブレーキを踏んでいるつもりだったのではないでしょうか」(交通事故鑑定ラプターの中島博史所長)>

   最近、一部の法務省関係者の間では、石川について「記憶が曖昧なところがある」「会話がかみ合わない」と噂されていたそうである。検察の切れ者も年齢には適わなかったわけだが、重大な過失なので、罰金刑では済まない可能性もあるという。彼も容疑者に対して何度か「自分が犯した罪は自分で償え」といってきたはずだ。一罰百戒。執行猶予付きではお天道様が許さないと思うのだが。

「将棋と囲碁」子どもより年寄りがやれ!認知症予防にいいらしい

   週刊文春では、大分県警の巡査部長が大分市内の大手商業施設で女性従業員のスカートの下にスマホを差し出していた"事件"を報じている。その様子が監視カメラに映っていたというタレコミがあり、地元の大分合同新聞が報じたのだ。臼杵津久見署の30代の巡査部長だという。

   警察からは正式な発表はいまだないそうだ。このところ大分県警では不祥事が続発しているということも関係があるのかもしれない。さらに、スマホで盗撮していても、その画像を消去されていると、盗撮捜査は難しいという。巡査部長は盗撮捜査のプロだというから、その手口は熟知しているはずだ。どうなることか。

   週刊新潮は、将棋と囲碁、子どもにやらせるならどっちかという特集を今週もやっている。この中で、将棋の藤井聡太、囲碁の井山裕太の2人がこの道へ入ったのは、ともに5歳の時だったと書いてある。花田一志医学博士は「ヒトの脳は6歳くらいまでに9割完成するといわれる」といっている。

   早くから始めなくてはダメなのだ。週刊新潮によると、認知症も将棋や囲碁をやるといいようだ。早速、二十数年ぶりにiPadで詰将棋をやってみたが、初歩の段階でも私には東大入試のように感じられ、すぐに諦めた。なるならなれ認知症に。そう嘯くしかないな。

雑誌も世代間戦争!若者向け週刊プレイボーイ「俺たちのツケ回すな」

   週刊ポストはいまだに、これだけ株が暴落しても「それでも安心な老後マネー投資先」などというノーテンキな企画をやっているが、若い読者向けの週刊プレイボーイのほうがよほど時代に敏感である。

   世界同時株安で、このままいけば日銀やGIFが株を支えられなくなり、窮した政府は法人税増税、消費税は25%にまで増税、年金受給年齢は75歳から、医療費負担は全員3割負担にするという最悪のシナリオを考えているのではないかと警鐘を鳴らしている。

   やはり、今の年寄りたちがいなくなれば、そのツケを回されるのはオレたちだという危機感があるからであろう。雑誌にも「世代間戦争」が見て取れる。

   いよいよ花粉症の季節である。週刊ポストは最新の花粉症治療に「見逃せない副作用」があると報じている。舌下免疫療法は65歳以上の治験データがないそうだ。ボトックスは猛毒の「ボツリヌス菌」を有効成分とする骨格筋弛緩剤で、これを鼻の粘膜に浸透させるという治療だが、メーカーはこれが花粉症治療に使用されることを認めてはいないという。

   ステロイド注射は糖尿病や十二指腸潰瘍を引き起こす危険があるという。

   私も長年ひどい花粉症だが、一番やめてほしいのは、気象予報のついでにやる「花粉症予報」である。なぜあんなものをやるのか。きょうは花粉がたくさん舞うからといって、外へ出ないで家に籠っているわけにもいかないではないか。あんなことをやるおかげで、多いといわれただけで鼻がむずむずしてくる。知らぬが仏。花粉が飛べば自分でわかる。

「小室圭さんバッシング」仕掛けは学習院関係者?でも、彼は打たれ強いよ

   またまた秋篠宮眞子さんの結婚延期のお話。女性セブンに気になることが書いてある。女性セブンは以前、「小室家の醜聞を世間に広めようとする勢力」があると報じた。同誌にいわせると、それは、秋篠宮夫妻が古くからの皇室の慣習にとらわれず、娘2人を学習院大学に行かせず、国際基督教大学へ進ませ、悠仁さんもお茶ノ水女子大学付属小学校で学ばせていることと関係があるというのだ。

   <「皇族の子息子女の教育を熱心に考えてきた学習院関係者やOBの中には、秋篠宮家の教育方針、ひいては"眞子さまの自由恋愛を礼賛する風潮"に違和感を覚えるひとたちもいました」(政治ジャーナリスト)>

   皇族と結婚するなら学習院で学んだ男性の方が安心だったのにという、長年皇族の教育を担ってきたプライドのある学習院関係者やOBからの反発から、小室家の醜聞が出てきたのだろうか。

   学習院には「桜友会」という結びつきの強いOB組織がある。「弘化4年(1847)京都で主に公家対象の学習所としてスタートした学習院が、維新後の明治10年(1877)東京・神田錦町で開校してから間もなく、卒業生有志によって『学習院同志会』が結成されました。その同志会は明治33年(1900)に規模を拡大して『学習院同窓会』と改称、さらに21年後の大正10年(1921)1月には抜本的な組織改革が行われ、今日につながる『桜友会』が誕生しまし」(桜友会のHPより)

   案外当たらずといえど遠からずか。

   女性セブンに結婚延期と発表された翌日、自宅から出てきた小室圭さんの写真が載っている。「満面の笑みを浮かべていた」(女性セブン)。圭さんは案外打たれ強いのかもしれない。それとも眞子さんとの愛情は、そんな世間の逆風なんかで挫けはしないという自信からだろうか。

   母親の金銭トラブルは大人同士の愛憎のもつれからで、彼はそのことを知っていたとしても、われわれが礫を投げるほどの大罪ではない。ましてや週刊誌が、小室家の宗教云々や亭主の自殺を暴き立て、バッシングするのは行き過ぎであろう。

   美智子皇后のバッシングの時は、皇后が失語症になり、書きたてた週刊誌は詫びを出した。今回はまだ社会をろくに知らない若者である。こうした報道で万が一破局になったとすれば、彼らはどれほど傷つき、今後の人生に暗い影を落とすのか、考えているのだろうか。

   天皇家も秋篠宮家も2人を温かく見守り、結婚するかしないかは当人たちに任せればいい。私は2人を応援したいと思っている。

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