2018年 5月 20日 (日)

安倍首相「私や妻が関与していれば辞める」の答弁直後に書き換え 上からの指示はないのか

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   森友文書の書き換え疑惑について財務省はきのう12日(2018年3月)、14文書の289か所の書き換えがあったことを国会に報告した。麻生財務相は、「佐川(宣寿)財務局長(当時)の国会証言に合わせて、理財局が書き換えた。責任は局長だった佐川」としたが、自らの引責辞任は否定した。

   昨年(2017年)2月、佐川局長は国会で、森友学園への国有地の安値払い下げ問題で、「記録は廃棄して、経緯はわからない」「文書は存在しない」と、説明を拒否していた。その後国会に提出された文書は、佐川氏の供述に沿ったものだった。それが書き換えられていた、というのが今回の疑惑だ。

安倍夫妻への波及を止めるため、まず佐川氏が否定し、書き換えへ?

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   朝日新聞の報道(2日)を当初、財務省は否定していたが、すったもんだの末、出てきたのが決裁文書の原本。国会に提出したものは、289か所が書き換えられていた。

   何が消えたかというと、森友学園の案件が「特殊」であること。それを裏付ける人名や経過の記述だった。行き着く先は、安倍首相の昭恵夫人だ。森友学園を訪問し、その教育方針に「感涙した」などのインターネット新聞記事の引用までが消えていた。また、何人かの政治家の名前もなくなっていた。

   安倍首相は昨年2月17日国会で、「私や妻が関与したのなら、総理大臣も国会議員もやめる」と発言した。文書の書き換えは、この後に起こっている。

   構図としては、安倍首相への波及を食い止めるために、まず佐川氏が否定、その発言に合わせて文書が書き換えられた。しかし、決裁文書の書き換えは、公文書管理法に触れる。そんな決断を「理財局の一部」(麻生氏)だけでできるとは誰も思わない。本当に指示を出したのは誰か。あるいは忖度なのか。

   当の佐川氏は、文書の公表に先立ち、国税庁長官を辞任した。

   当然野党からは、「安倍政権の責任は重い」「麻生氏の辞任は免れない」などの声が出ている。自民の筆頭副幹事長の小泉進次郎氏は、「なぜ書き換えたのか知りたい。自民党は官僚に責任をなすりつける政党じゃないことを見せる必要がある」と、暗に安倍氏に迫る調子だ。

   小倉智昭「トカゲの尻尾切りじゃなくて、トカゲを丸ごと潰してしまうような......」

   一方、近畿財務局の森友学園問題担当だった男性職員が自殺しているが、遺族は「責任なすりつけられたのだろう」と語っている。心療内科に通っていたともいい、昨年(2017年)8月には「常識が壊れた」と言っていたという。森友の籠池泰典理事長(当時)が国会で証言した頃だ。

   麻生財務相の辞任については、自民党内部からも「麻生がやめたら、政権が持たない」という声がある一方、公明党は「麻生氏を守ることはしない」という。

   中江有里「次は安倍さんだから、ここで食い止めざるをえない」

   梅津弥英子「総理の発言に合わせても、削ってあるのでは?」

   小倉「忖度、上からの力は働いてないのかな」

   共同通信の柿崎明二氏は「ガバナンスは崩壊している」という。

   小倉「まだ、しばらくはこれに付き合うことになるんでしょうか」

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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