2024年 5月 27日 (月)

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毒舌のないたけしに魅力なし!週刊ポスト「ヒンシュク大賞」がつまらん

   週刊ポストでやっているビートたけしの連載は時々面白いものがある。半年ごとにやる「ヒンシュク大賞」も楽しみにしているのだが、今回はネタがいっぱいあるのになぜかつまらない。

   何でかな~。それはたけし自身が「ヒンシュク」の対象になっているのに、それには答えていないからである。芸人なら自分のスキャンダルをネタにするぐらいの度量がないと、と思うのだ。

   この上半期は、日大アメフト部、栄和人監督、貴乃花、福田惇一財務次官、加計孝太郎、TOKIOの山口達也、小室哲哉など、ヒンシュクどころか人間失格のような連中が目白押しだった。

   だが、あまり冴えた斬り込みはなく、ヒンシュク大賞が栄監督というのもいただけない。なかで唯一よかったのは、佐川宣寿前国税庁官についてのくだりだ。

   <「まァ、佐川にとっちゃ、ヒンシュクならぬソンタク大賞グランプリは安倍晋三・昭恵夫妻だろうな。あの人たちの尻ぬぐいってのは間違いないわけでさ。今頃、"オレの天下り余生をどうしてくれるんだ!"って歯ぎしりしてるだろうよ」>

   毒舌のないたけしなんて、何の魅力もない。

   ところで、「一発屋芸人列伝」(山田ルイ53世=新潮社)を何気なく読み始めたら面白い。これは芸能人版「敗れざる者たち」である。沢木耕太郎が20代の頃に書いた、現役を辞めた有名選手、ボクサー、野球選手、ランナーたちのその後を追った珠玉のノンフィクションである。

   一発屋だから、パッと出てパッと消えた芸人たちだが、どっこい、どんなにバカにされようと、かつての栄光を取り戻せなくても、その世界で頑張っている姿を、自分も一発屋だった筆者が追いかける。

   新潮45で連載している時から話題にはなっていたが、私は読んでいなかった。文章がいい。ただ、残念なことに、ここに出てくる芸人たちのほとんどを、私は知らない。レイザーラモンHGぐらいはテレビで見た記憶はあるが、面白いとは思わなかった。この書き手、又吉直樹よりも化けるかも知れない。

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